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ー９６猫sideー
あれから梅雨は明け、外はカラッと晴れている。
VI「やっほ〜！」
96「兄貴！学校は？」
１３：００頃に病室にくるのは土日じゃない限りない兄が、水曜日の今日、遊びにきた。
７/２５・・・大体、予想は付く。
VI「お兄ちゃん、夏休みに入りました〜！」
96「よかったね！登校日とかは無いの？」
一瞬、ニヤッと笑った顔を見せて言い放った言葉。
VI「夏休みは研修でここの病院の『先生』になります！」
先生・・・頭のなかでの処理が追い付かない。明日から先生か・・・
兄貴も一人前の医者になるのか・・・
先生になれば、ここにも来れなくなるよね・・・
/////何、しんみりしてんだよっ！ 別にいいだろ、兄貴なんていなくても！//////
VI「んじゃ、今日はもう帰るね？ばいばい！」
96「ばいばい！」
ふぅ・・・
どうしようかなぁ？気付かないうちにお兄ちゃんっ子になっているとは・・・
ん？てことは、兄貴にでれてるってこと！？
いやいやいやいや・・・えぇ？！
明日からのこと、ちょっと考えて寝よう。それがいい、さてと・・・
よし！明日からは少し意識して過ごそう！兄貴にも勘づかれない程度に・・・！
って、もう２：００？早いなぁ・・・ たくさん頭使ったからパンクしそう。もう寝よっと。
ーVIP店長sideー
良かった！うれしそうな顔してたな〜！
明日からはどんなことしようかな〜？
あいつ、ゲームとかより話すことの方が好きなんだよな・・・
この前もみんなのこと楽しそうに話してたし・・・////
って、ちがうちがう！こんなんじゃ、シスコンみたいじゃん！
よし、明日からはかっこいい兄貴を演じてみようじゃないか・・・！
でも、コゲいるんだ・・・コゲも、幼馴染だけど昔っから変わんないし・・・
分かった！犬猫もろとも面倒見てやろう！これがいい、そうしよう！
プルルルル
VI「もしもし、母さん？あのね・・・」
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作者名：にょんこ0602 | 作成日時：2017年9月23日 21時
