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ま「フェックショォォオォォォイィィィ!!」
・・・すんごい近くででかいくしゃみするなぁ
睡眠妨害された僕はちらりとくしゃみをした青年・・・真冬さん?の方を見る。目が合った。真冬さんは焦った様な表情で「あらら〜・・・」と言っている。
か「はぁ〜、起こしちゃっただろ。静かにしろって言ったそばからくしゃみすんなよ・・・」
呆れ顔で彼方さんが真冬さんをジト目で見る。
ま「だってだってぇ!猫アレルギーなんだもん!しょうがないじゃん!」
居心地が悪かったらしく、子供のように言い訳をはじめた真冬さん。
って言うかこの人猫アレルギーなのか・・・。僕はいていいのか?いや、ひとまず起きるまで待っていただけだろう。どうもなかったからきっと外に出されるはずだ。
(・・・また、ひとりか)
僕は彼方さんの膝からおり、玄関を探した。
か「ん?自由に見ていいけど、外には出るなよー」
(え)
バッと振り返る。
(今、なんて言った?)
ま「名前何にしようか!首輪も可愛いの買おう!ご飯も美味しいの探して、おやつもおもちゃも欲しいね!わー、楽しみだなぁ♪」
か「あ、待て真冬。まだ大事なことしてなかった」
そう言うと、彼方さんは僕の前へしゃがみこんだ。目線の高さを、なるべく近くするために。
か「お前、ここで一緒に暮らさないか?嫌なら外に出てもいい。でも、できることならここにいて欲しい」
(・・・はぁ?)
しばらく唖然としていた。
(捨てないの?)
彼方さんは真剣な表情で、その後ろから真冬さんが心配そうな表情でこちらを見つめている。嘘をついているようには見えない。本気なのか?
(よく考えろ、自分)
そもそも僕は猫の生態を全くと言っていいほど知らない。このまま外に出るのは自、殺行為だ。なら、この人たちに飼われた方がいい、よな?
この人たちを、利用するんだ・・・。
この人たちと、一緒に暮らすためじゃない。
心の中で言い訳をしながら、僕は「にゃ」と言った。しかし、2人はまだ不安そうな表情だ。
ふーっとため息をついて、彼方さんに近づき、頭を擦り付ける。
すると2人は、すごい勢いで顔を見合わせてめちゃくちゃ喜んだ。
ま「今の返事だよね!?いいって事だよね!?そうだよね!?」
か「わ、わかんないけど、たぶん、だよな!」
ま「な、名前!名前決めよ!なま・・・ふぇっくしゅ!」
か「汚いマスクしろ!」
わーわーと騒いでいる2人はとても可愛い。
(これからどうなるのだろうか。)
すごく楽しみなのは秘密だ。
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アルビノ猫 - 書き方が好きすぎます笑いすぎてお腹痛いです← (2018年6月3日 16時) (レス) id: 18e3bfd774 (このIDを非表示/違反報告)
朧月(プロフ) - 猫さん» 返信遅くなって申し訳ありません!更新も・・・(泣) お褒めの言葉ありがとうございます!頑張ります! (2018年6月1日 19時) (レス) id: b3f1af4cdf (このIDを非表示/違反報告)
猫 - はじめまして!猫です!可愛です!面白いです!更新待ってます!頑張ってください! (2018年5月19日 18時) (レス) id: e68b4dd1ee (このIDを非表示/違反報告)
アルビノ猫 - 朧月さん» 存じております、、、、、キモに銘じます、はいm(_ _)m (2018年5月13日 21時) (レス) id: 18e3bfd774 (このIDを非表示/違反報告)
朧月(プロフ) - アルビノ猫さん» あと学校で周りに人がいるのにtwitterの話するのはかなりイラってしたかな・・・。私結構飽きやすいタイプだから気をつけてね (2018年5月13日 6時) (レス) id: b3f1af4cdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朧月 | 作成日時:2018年2月16日 20時