過去の友人（＆特別登場） ページ50
厚石「連君と初めて会ったのは、小学生の頃なんだ・・・」
〜回想〜
部屋で本を読んでいたら、外から声が聞こえた。
見たことのない子供達が庭でサッカーをしていた、凄く楽しそうだった。
茂人「サッカーしてるのか、楽しそうだなぁ・・・」
サッカーをしているのを見ていると、
茂人に気づいた子が手を振った。
茂人も笑顔になって手を振り返した。
そんな日が何日か続いた、
ある日・・・
連「ねぇ、君って、よく僕達のこと見てるよね、サッカー好きなの？」
元気良く話しかけて来た。
茂人「うん、大好きだよ、だけど、僕は病弱だから、サッカーができないんだ」
連「そうなんだ・・・、あっ、自己紹介がまだだったよね、僕は裏谷連、君は？」
茂人「あ、厚石茂人だよ、よろしくね、連君」
連「よろしく！やった、お日さま園の子で最初の友達だ！」
茂人「え？連君はお日さま園の子じゃないの？」
連「うん！違うよ、僕は影月園の子だよ！」
茂人「えいげつ・・・？それって、どこにあるの？」
連「ごめんね、それは言えないんだ、父さんから秘密って言われてるの」
茂人「そうなの・・・」
連「ねぇねぇ、茂人って何才？」
茂人「7才だよ」
連「あはっ、おんなじだ！僕も7才！じゃあさ、好きなものは？」
茂人「サッカー！」
連「だよねー！」
ｱﾊﾊﾊﾊ
しばらくの間、ずっと連と話していた。
全く飽きなかった。そして
水希「皆〜！そろそろ戻るよ〜！」
茂人「連君、あの人は？」
連「水希姉ちゃんだよ、影月園で僕達と一緒にいてくれるんだ！」
茂人「優しそうな人だね〜」
連「うん、すっごく優しい、それじゃあ僕行くね、またねー茂人！」
茂人「うん！バイバーイ！」
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小学生の頃は、毎日話しに来てくれたが、
中学生になって、急に連は来なくなってしまった。
厚石「連君、全然来なくなっちゃったなぁ・・・」
蓮池「連君て、前ここでよく遊んでた子？」
凍地「最近来ないよね」
厚石「ﾋﾞｸｯ、あぁ、君達か」
蓮池「調子はどう？」
厚石「大丈夫だよ」
凍地「顔色も良いし、今は問題ないわね」
厚石「２人とも、わざわざ来てくれてありがとう」
蓮池「別に良いのよ、晴矢が来て何か問題でも起こされたら困るだけ」
凍地「心配になったからって普通に言えばいいのに、素直じゃないわね」ﾆﾔﾆﾔ
蓮池「ちょっと、愛！」
厚石「あはは・・・」
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