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傷跡 ページ2
最初の５ヶ月は
はたから見たら誰もがうらやましくなるような
ベタベタし過ぎず、
でも仲良しみたいな
そんなカップルだった。
『最初の５ヶ月は』。
お互いの家にもちょくちょく行くようになった
この時期からだっただろうか。
【束縛】が始まったのは。
初めは、
飲み物を取りに行った時に
スマホを机の上に置きっぱなしにしていたら
部屋に戻った時に、
着信履歴・メール、LINEでのやり取りをチェックされてた。
「なんで勝手に見てんの？」
〇〇「彼氏なんだからいいじゃん。
見られたら困るもんなんてあるの？」
「そういう問題じゃないでしょ・・・」
〇〇「何？やましい事があんの？ないよね？」
「ないけど・・・」
〇〇「あっそ。じゃあ、週一で俺に見せてね。」
「え？」
〇〇「じゃ、決定だから。ダメなんて言わせないよ？」
「・・・。」
圧が凄い。
私の意見など耳を傾けてくれない。
この日から【悪夢】が始まった。
これは、序章でしかない。
本番はこれからなんだ。
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作者名：a y a猫 x他2人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=monakaN
作成日時：2017年10月2日 23時
