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泣かせてごめんなさい…
ホントにごめんなさい…
幸せになって…
こんなに辛い顔させない私よりもきっとお似合いの人居るはずだから…
ナムジュナの傍に一生居れる人か…
羨ましいね……
既に嫉妬してる私ってバカだよね
「うん…。ごめんなさい…。そんな顔をさせる私はあなたを幸せにしてあげられない…。だから さよなら…。体にはくれぐれも気をつけてね。」
それだけ言うのが精一杯で”大好き”も”愛してる”もつい出てきてしまいそうになる口を必死に閉じて部屋を出た
慌てて閉めた玄関の扉の向こうで
NJ「待てよ！別れたくない!!」
そう聞こえた悲痛な声も愛おしくて喉の奥が痛くてエレベーターに乗った時には我慢していた涙が次々溢れ零れ落ちた
足を踏ん張り崩れ落ちないように一歩づつ力を入れ歩いてタクシーに乗り家へ帰った
休みの間中泣き続け月曜日には泣き続けた事がわからないようにマッサージを夜と朝にして出社した
ナムジュナは2番目の信号待ちに来なかった
鼻の奥がツンとしたけど息を止めて堪え顔を上げ歩き始めた
これからの毎日がこうなるんだって覚悟を込めて…
ヘジュンちゃんが週末に誘って来てくれたけど ナムジュナがまだこっちにいる間は無理だと思って断った
ホントは毎日 用もないのに私に会いに来るヘジュンちゃんに話してしまいたかったけど一度話してしまえば気持ちが止まらなくなってしまうから堪えた
ナムジュナの話は会社の中ではかなりのニュースだから 皆がナムジュナの名前を口にしていた
名前を聞くだけで胸がグッと抉られるような感覚になりながらも平静を装った
ナムジュナが出国するまであと2日
明日は簡単な手続きだけする為に出社するだけだと聞いた
これまでも保険や住所変更等の手続きをする為に何度も総務に来ていた
私はその度に知らぬ顔をして仕事に集中した
1度ソクジン課長がナムジュナの住所変更手続きの時
JN「Aさん 一緒に確認してくれる？英語苦手なんだよね〜…。」
ってお願いされ一緒に確認してナムジュナに
「大丈夫です。」
そう言いながらあの日から初めて目を合わせた時ナムジュナは泣きそうな顔をして微笑んだ
私はすぐに席に着いて涙を堪えるのに必死だった
JN「Aさ〜ん 悪いけど営業部のコピー用紙の補充行ってきてもらっていい？無くなってからだと煩いからね 営業は！」
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作者名：明日 | 作成日時：2022年12月25日 18時
