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NJ「俺 今のAが嫌だから言ってるとかじゃないよ？言っとくけど！」
「え？そうなの？」
NJ「やっぱり そんな事考えてたんだ。」
「違ったんだ…」
NJ「フフッ 全然違う。可愛いからさ…。いつもも可愛いけど いつもは仕事モードなのかな？かっこいいからカッコ可愛いって感じ♪今は可愛い♪」
「///え、えぇ…。」
NJ「フフフ もしかして…緊張してるの？」
「!?…するでしょ…。」
NJ「可愛い…。そんなに可愛くなっちゃうの？Aなのに？姫だよ？」
「また言ってる…。何処にいるの？」
NJ「えぇー！本気で言ってたの？言っとくけど皆も本気で姫って呼んでるよ？」
「は？私の事を？飲みの席ででしよ？」
NJ「ううん。いつもだよ？」
「うそ…。何で？」
NJ「皆の姫だから。」
「え？どこが？ワガママだから？」
NJ「Aワガママ言わないじゃん！」
「え、じゃあ何？」
NJ「可愛くて綺麗で優しくて気が利いて仕事も出来て誰とでも分け隔てなく話してセンスも良くて飾らなくて…」
「いやいや 誰の事？」
NJ「Aの事。」
「いや、私はそんなんじゃない！それじゃあ完璧じゃん！」
NJ「だから姫って呼ばれてるんだよ！」
「全然 姫じゃない…。」
NJ「フフッ 少しだけ俺はわかったけどね。でも 朝から あんなにバシッと決まってて颯爽と歩いてるからさ だから皆…」
「違う!!違うよ、あれは」
NJ「!? 何で泣いてるの？」
そう言って私を抱き上げて膝に乗せた
「違う…。私は毎晩 朝の為に…お風呂も スキンケアも ストレッチもしっかりやって 服も決めておいて早めに寝て 早く起きて 準備をして…同じバスに乗る為に…同じバスに乗って 二つ目の信号で赤で止まれるように歩いて…」
NJ「え…」
「足音だって聞き逃さないように耳を澄ませて…話し掛けてくれるのを…毎朝の楽しみで 毎朝 その為に…」
NJ「え…、待って？それって…毎朝話してるのって俺…。」
「…。」
NJ「俺だよ？俺と毎朝話してた。毎朝 Aが居ないか探しながら歩いて見つけて二つ目の信号で必ず止まってるから…」
「…。」
NJ「…だって いつだって 冗談ばっかりで かわされてて同期って事を嫌ってほどアピールされて…隙を作ってくれなくて 誘いたいのに 相手になんかされなくて それでも同期の中では 会社の中では俺が一番仲良いはずだからって言い聞かせてた…」
「…うそ…。」
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作者名：明日 | 作成日時：2022年12月25日 18時
