一目惚れ 3 (ページ39)

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あれからお互い部屋に戻ってシャワーを浴びたらジュニの部屋で2人ベッドのヘッドボードを背もたれにして並んで話してる
内容は約束通り〇井さんのこと…

何をそんなに最推しだからといって聞きたいのか微妙にわからないんだけどジュニが少しでも気になるなら
きちんと話を聞いておきたいと思った

NJ「勝手に僕が気にしてるだけなのはわかってるんだけど…」

「ううん。私はジュニが気になるなら何が気になるのか知りたいから…」

NJ「そっか。んじゃあ聞いちゃうけど Aは〇井さんの事好きだったんでしょ？ファンとかじゃなく…」

「ん？ファンとかじゃなく？ファンだよ？あとは仕事の仲間で先輩？みたいな感じかなぁ…」

NJ「え…? だってずっと推しだった人と知り合えて一緒に一つのものを作ってたんでしょ？」

「うん。そうだけど推しだけど仕事は仕事だからそこを一緒にしたくないもの。まー…確かに”かっこいい”って思ったり”素敵だな”って思ったりしなかった訳じゃないよ？人間だもん！ふふっ」

NJ「ふふっそうだよね。」

「うん。推しだからこそ尚更私情なんか入れて台無しにはさせられないし私の出来る限りの力を出し切って彼等の一番大事な物を精一杯お手伝いしたい！！って思ってやって来たよ？」

NJ「うん。その気持ちはわかるよ。でもプライベートは…違うんじゃない？」

「んー…｡食べに連れて行って貰ったことはあるけどそれは私がもっと未熟で〇本さんに声を掛けてもらってすぐライブの打ち合わせ前から沢山指摘されて落ち込んでた時。
新人の頃の初めて指名された会社からの仕事を断れなかったの。
まだ本格的にライブの仕事は始まってなかったから…｡

そしたら〇本さんに『お前のこの仕事へのプライドってそんな感じなんだ？』って言われて当然の指摘にまた自己嫌悪で落ちてて…｡
そしたら〇井さんがたまたまスケジュール空いたからって食事に連れてってくれたの…｡」

懐かしいな…