一目惚れ 3 (ページ3)

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店員さんがジュニの所に来て何か渡した

まさか！と思ったら

『お買上げありがとうございました。』

ってジュニに頭を下げ

NJ「はい。よろしくお願いします。こちらも明日届きますか？」

『はい。先程のベッドやソファとローテーブルと一緒にお届けさせて頂きます。』

NJ「都合が付かなくて無理言ってすみませんがよろしくお願いします。」

『いえ。とんでもございません。ありがとうございました。』

そのやり取りが余りにもスムーズで一瞬他人事のように聞いてたけど我に返ってジュニに駆け寄った

「ジュニ！どうゆう事？」

NJ「ん？何が？」

「だってジュニが全部払っちゃってるじゃん！」

NJ「ふふっちょっとあの公園寄ってもいい？」

「え？、あぁうん。いいよ。」

そう言うとお店の向かいにある公園の中のベンチに座らされる

並んで座って両膝に両肘を置き手を組んで私の方を見て

NJ「僕が買ったらダメだった？」

って首を傾げ少し困ったように聞いてくる

「え、だって…」

NJ「言ったと思うけど僕がAに会いに来た時はベッドもソファもテーブルも使う。」

「そうかもしれないけど…その時だけだし他のはほぼ使わないでしょ？」

NJ「うん。でも僕は Aが使う物を買いたかったんだよ。
Aがあの家具を使う時に僕を思い出してくれるかもしれない。それに僕が傍に居れないから…｡それならせめて僕がプレゼントした物が傍にあれば少しはAが寂しい思いをしなくても済むかもしれないから…｡君に恩を着せたかった訳でも無ければ支配したい訳でもない事だけは勘違いしないでわかって欲しい。」

「……｡」

NJ「ふふっほら泣かないで？これぐらいしか僕にはしてやれないんだからこんな時ぐらいカッコつけさせてくれない？」

「……ジュニは…いつも…かっこ…よすぎるもん!!」

NJ「ふふふホントに〜？絶対 Aの方がかっこいいと思うんだけど。」

「ふふっ …それは無い。…ジュニ…ありがとう…｡家具を使わなくてもジュニを思い出してると思うけど使う時はジュニを感じてジュニを想って使うね。」

NJ「うん。ありがとう。愛してるよ A。」

「うん。愛してる。ジュニ。」