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バーに入ってナムジュンさんを探すけど 見当たらなくてどうしようかと思っていると カウンターのバーテンダーが私に気付き 待ち合わせだと言うと名前を聞かれたので 名前を言うと『お待ちしておりました。伺っております』と言って 奥へ案内してくれた
奥には個室があり 夜景を楽しめるように外向きに座れるようになっていた
そして ナムジュンさんが先に座って待っていた。
私は お酒をあまり飲まないから よく分からなくて ナムジュンさんが飲みやすくて軽いカクテルを頼んでくれた
そのスマートな対応や仕草が素敵で既に見とれてしまった
NJ「ごめんね。呼び出しちゃって…。来てくれてありがとう…。」
「ううん。私も話したかったし聞きたかったから…。」
NJ「…。そっか。よかった。断られたらどうしようかってメッセージ何度も消したよ ふふっ」
「え？ナムジュンさんが？まさか〜!そんな事あるの？」
NJ「いや、普通に緊張するから。」
「そうなんだ。ちょっと安心した。ふふっ」
NJ「Aは僕を何だと思ってるんだよ〜 ふふっ」
そこに お酒が運ばれて来た
NJ「じゃあ とりあえず Aに来て貰えた僕に乾杯!」
「ふふっ 僕になんだ。」
NJ「ひとまず頑張ったからね!ふふっ」
「ふふっ」
NJ「…。でも ホントに来て貰えないと思った…。」
「そう…なんだ…。」
NJ「…うん。今朝からのテヒョンの態度と言動もあるし Aに誤解されてる事もあると思って…。」
「…。誤解…。」
NJ「うん…。まずね ソナヌナが部屋の前で言ってたことなんだ…。」
「…うん。」
NJ「彼女とは昔から今も 付き合うとかも男女の関係も何も無いんだ…。」
「…。」
NJ「…。とりあえず 僕の話 最後まで聞いてもらってもいい？」
「……うん…。」
NJ「…ごめんね？…話すね… 彼女は会社が契約してるメンタルトレーナーの1人でメンバー全員が定期的に診察を受けてるんだけど 1年半ぐらい前に1度 彼女から告白された事があるんだ…」
「あ… ”あぁ…どうしよう…聞きたくない…” 」
NJ「…手 握ってもいい？」
「え？」
NJ「…だって…今にも また逃げられそうで怖いから…。」
そう言って眉尻を下げ不安そうに微笑んだ
「…うん。逃げようかと思った…。」
NJ「ふふっ ホントこんな事まで素直なんだ…やっぱり捕まえとくね！」
そう言って何故か嬉しそうに微笑んで私の手を握った
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作者名：明日 | 作成日時：2022年9月30日 10時
