一目惚れ (ページ14)

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ナムジュンさんがデスクの引き出しからホテルの名前が入った紙と万年筆を持ってきて書き出した

1 報告

2 仕事

3 部屋(7日)

4 式(31日)

5 これから

NJ「大きく分けるとこの5つだと思うんです。」
SR「そうね。まずは親御さんに別れた事と理由と意思を報告しなきゃね。あの話はしたくないなら報告しなくてもいいと私は思う．．．。」
NJ「そうですね．．．。でもその時に今後の意思は絶対に言わないとダメだと思います。でないと、また決められてしまうと思うから…｡」
SR「そうね．．．。自分でハッキリ言わないときっと思いの強さは伝わらないと思うから．．．。」
SG「そうだな。」
V「大丈夫です。Aさんは言えますよ〜。」
「はい．．．。ありがとうございます。」

この人達はどうして見ず知らずの私なんかの為にこんなにも真剣に考えてくれているんだろう．．．
ホントに優しすぎる．．．

NJ「次は仕事です。たぶん今のAさんの状態だと行けないと思います。」
SR「そうね．．．。ちょっと厳しいね．．．。」
「そうですね．．．。それはあの事の前も考えてた事なんです．．．。仕事は結婚後も続けるつもりだったんですけど結婚する事はもう報告していて．．．
上司に式にも出席して頂く予定でしたから会社にかなり行きづらいなと．．．。転職しようかとか色々．．．。」

あの日噴水を眺めながら考えていた
情けない私の小さなプライド．．．

SR「そっか．．．。そうだよね．．．。」
NJ「ではとりあえずはその上司へ結婚式のキャンセルの報告をすれば休むにしても転職するにしても理解して貰えると思うのであの話まではしなくてもいいと思います。」
「あぁ．．．。そうですね．．．。それで大丈夫だと思います。」

淡々と業務的に決めて行ってるようでしっかりと私を守ってくれようと考えてくれている．．．

SR「しばらくは休んだ方がいいと思うけどね．．．。」
V「そうですね．．．。あまり先のことは考えなくていいと僕は思うけど．．．。」
NJ「うん。僕もそう思います。まずはケアして欲しいです。」
「ありがとうございます．．．。」

やっぱり優しい人たち．．．