一目惚れ (ページ39)

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39【NJ】ページ39

涙を慌てて拭い肩に掛けたシャツを着てもらうことにした

中のキャミソールの片方の肩紐をテヒョンが優しく和ませるように声をかける
テヒョンはこういう空気を和ませるのが本当に上手い
そして手が震えボタンを止められない彼女に代わって黙って止めるユンギヒョン

僕達が駆け付けた時男はまだ下着は下ろしてなかったから最も最悪な状態出なかったとは思う
それでも一応聞かなければないと思い病院へ行くか確認すると首を横に振った

誰か迎えに来て貰えるような人家族頼れる人が居ないか聞いてみると一点を見つめ愕然とした表情になり大きな涙の粒が溢れ出した

ユンギヒョンが韓国語で
SG「このまま警察なんかに連れて行けるわけないし頼れる人が居ないなら連れて帰るしかないだろ」
NJ「僕もそうしたいです．．．でも社に連絡するのもどうかと．．．」
V「連絡しないとダメですか？こんな事知られたくないと思います．．．」
NJ「うん。社に知られないように連れて帰ることは出来ないでしょうか．．．」
SG「サラに頼もう。ヌナならなんとかしてくれるだろうから。オレ連絡するわ！」

ユンギヒョンはこういう時本当に優しく情に厚い人だ
このヒョンと同じグループになれて本当に良かったと心から思った
テヒョンが心配そうにユンギヒョンの電話してるのをみつめてる
こいつも心を痛めた人弱い立場の人は絶対に放っておけないタチだからな．．．
ユンギヒョンがサラヌナと話し終えて

SG「OK！」

とだけ言い僕は彼女に確認を取った
男3人見ず知らずの外国人を不審がらずに信用してもらえるだろうか．．．
ホテルには女性社員が居ることも伝え様子を伺うも生気を失ったままの彼女は僕達を信用してくれたのかそれともヤケになっていたのかわからないが返事が無かったので嫌では無いのだろうと選択肢が無いので連れて帰ることにした
ユンギヒョンが彼女のバッグを持ち彼女の恐怖心から少しでも守るように後ろから歩いた
テヒョンは右僕は左から彼女の肩を支えながら歩いてタクシーに乗った