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side黒


緑「・・・・・・」
黒「大倉なんやろ・・・?溺れた俺を、助けてくれたん・・・」



真っ直ぐ見ると大倉が少し険しくなった
地雷を踏んだのか、そう思った



黒「ご、ごめん・・・忘れてくれ・・・」
緑「・・・あぁーあ・・・」




俯いたと思った大倉が目尻を垂らしてふわっと笑う
その笑顔が俺には「そうだ」と言ってるように思えた



赤「ちょっと、待ってくれ・・・」
紫「おかしいやろ・・・、だってお前が溺れたのは小学生やで?」
緑「・・・・・・」
赤「大倉がこの街に来たのは2か月前なんやろ?」
緑「確かに、2か月前やで・・・?」





少しずつ大倉の服が変化する
白く襟が緑色の袴姿




緑「せや・・・あの時、横山くんを助けたのは俺や・・・」
黒「大倉が、あの時の・・・」




空を見上げて何かを大倉が呟くとそばに同じ袴姿の男が現れた
綺麗な青色の目をした男




緑「はぁ、何も言わずにおるつもりやったんやけど・・・な、青龍」
青龍「しゃーないやん・・・」
黒「大倉、お前は・・・」
緑「・・・気になるよな?俺は、この街に長くからおる守り神やねん」
赤「守り、神・・・?」
緑「こんなところじゃ、あれやし・・・場所変えて話しよか」




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作者名:菅原祐飛 | 作成日時:2017年11月5日 18時

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