禁じられた仲 ページ19
side黒
ドカドカッ･･･
「ちょっ、お、お待ちくださいっ！」
「こ、困ります！貴方の様な方がこの様なところへ直接来られてはっ！」
言葉の静止を振り切り、俺とどっくんはある部屋を目指す
後ろからは静止の声が飛び交う
ー本部ー
黒「おい、会長居るか？」
「じゅっ･･･純血の横山さん」
「どうしてこちらへ･･･？」
俺らの姿を見て協会の下っ端共は目を見開いて驚く
こいつらは生で純血を見るのは初めてやったらしい
そんな視線も気にせずに会長の居所を聞いた
黒「聞こえてへんのか？会長居らんのかって聞いてんねん」
黄「案内してくれるか･･･？」
「こ、こちら･･･です」
緊張した趣で俺らを会長室へ案内する
彼らの額には汗、極度の緊張で声も足も震えていた
ー会長室ー
「どうぞ･･･」
下っ端の一人がドアを開け、中に入る
黒「邪魔するで」
黄「会長さん、久しぶりやなぁ」
会長「横山さんに、錦戸さんっ･･･」
俺らを見るとすぐに椅子から立ち上がる
一瞬青ざめたかと思いきや、すぐに落ち着いた素振りを見せる
俺らは近くのソファーにドカッと座った
黒「元気にしてました？」
会長「お、おかげさまで･･･」
黄「たぁがお世話になって」
会長「いえ･･･」
たわいもない話をする俺らを会長は目を泳がせて返答をする
俺らと目を合わそうともせず、動揺の色が伺えた
めっちゃくちゃ動揺しとるやんけ
黒「会長サン、俺ら･･･確かあの日言うたはずやねんけど？」
会長「な、何を･･･？」
黄「協会のあんたらやから協力するって」
会長「･･････」
黄「それにあん時俺らにもこう言うたよな？」
『はい、あの日に居たものはすでにもういません。我々はもうあのような事を繰り返さないとここに誓います･･･』
会長「そ、それはっ･･･」
話の主導権は俺らにあった
会長は落ち着きがなくなり、顔を汗を伝わせて焦りと動揺しはじめた
その様子を冷たい目で見る
あぁ、これは終わったな･･････
俺の中で何かが終わりを告げた
黒「お前、忠義の幼稚園に何か思い当たることないか？」
会長「･･････」
黄「『純血の血を手に入れたら金やる』って言ってたみたいやん？」
会長「！！！？」
俺は前のめりになって会長を見ると、蛇に睨まれたように縮こまる
黒「この話、詳しく聞かせて貰いましょうか･･･？」
＊
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菅原祐飛(プロフ) - まゆまゆさん» コメントありがとうございます。リクエストありがとうございます。話の中に入れていきますので、また何かリクエストありましたらよろしくお願いします！ (2017年10月20日 12時) (
レス) id: 8c306f8bf9 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - 移行おめでとうございます。早速ですが、またリクエスト良いですか。横山くん達とすばるくん達がお互い気が付かないうちに偶然何処かでニアミスするって言うお話を書いてください。お互いが何だあの人達はって言う感じが良いです。お願いします。 (2017年10月20日 11時) (レス) id: 5b279c0c03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菅原祐飛 | 作成日時：2017年10月19日 20時
