きっと幸せが待ってる ページ45
side紫
紫「た･･････」
緑「来ちゃった･･･」
赤「たつ･･･」
青「たっちょんっ！」
立っていたのは何度も会いたいと願っていた忠義だった
以前とは何も変わらない笑顔で立つ
勢いよく忠義にヤスが飛びつくとドテッという音を立てて忠義は尻餅をついた
緑「章ちゃん、いきなりビックリするわー！」
青「たっちょん･･･！良かったぁ･･･」
メソメソと泣くヤスの姿を見て大倉はあの時と同じように笑った
2年前と何も変わらない笑顔
2年前と何も変わらない笑い声
忠義の姿が俺らの不安を吹き飛ばした
赤「たつ、何でお前ここに来たん？」
緑「横山くんがな、吸血鬼と人間の共存規制を緩和してくれて。『会いに行って来い』って言うてくれたから･･･」
紫「え、横山が？」
橙「わざわざ言ってくれたん？」
忠義は経緯を話してくれた
横山が忠義を俺らにもう一度会わせるために規制を自ら緩和させたこと
忠義の中にある吸血鬼の因子がたまに暴走して落ち着くまで俺らに会えなかったこと
その度に横山がそばで血を与えながらも優しく接してくれたこと
今では落ち着いて平気だということ
横山が俺らに「ありがとう」と言い続けていたこと
錦戸も早く会わせるために横山とともに働き続けていたこと
青「そうやったんか･･･」
緑「横山くんが、頑張ってくれたから･･･僕も頑張ろうって思って」
橙「たっちょん･･･」
緑「苦しかったけど、横山くんが�狢臂翩廚筺△發Δ垢亜蹐辰童世辰討�れたから･･･」
忠義は自分が吸血鬼であることを素直に受け止めると暴走もなくなっていったと話した
俺らが心配し続けた2年間の中で、横山も錦戸も忠義も「本当の共存」に向かってそれぞれ戦い頑張ってきた
それを感じるほどに忠義は一回りも二回りも成長していた
赤「お前、見ぃひんうちにデカなったんとちゃう？」
緑「え？身長？まぁーあの時は因子も眠ってたから、起きた時に伸びたとは思うけど」
紫「身長もやけど、なんか･･･頼もしくなったなって」
へへへっと照れ笑いをする忠義
俺らはその晩久しぶりに忠義を中に入れ食卓を囲んだ
あの時に戻ったようで、かつあの時より確実に幸せな時を共に過ごした
緑「僕な、きっと幸せってどんな人にも待ってると思うねん」
紫「･･･せやな」
緑「僕、みんなに会えてよかったもん！」
ゆっくりと温かな時間が流れる
その時間を俺らは噛みしめながら過ごした
＊
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まゆまゆ(プロフ) - はい。過去編で大丈夫です。こちらこそよろしくお願いします。 (2017年10月17日 13時) (
レス) id: 5b279c0c03 (このIDを非表示/違反報告)
菅原祐飛(プロフ) - まゆまゆさん» いえいえ！コメントありがとうございます！過去編をこの後書こうと思っているので、そちらでも良いですか？これからもよろしくお願いします！リクエスト、お待ちしてます (2017年10月17日 13時) (レス) id: 8c306f8bf9 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - たびたびすみません。続けてのリクエスト良いですか。横山くんが相当人間を毛嫌うのにはただ人間が弱いからだけじゃなく、人間からトラウマになる位嫌な出来事を受けたって言うお話を書いてください。お願いします。 (2017年10月17日 13時) (レス) id: 5b279c0c03 (このIDを非表示/違反報告)
菅原祐飛(プロフ) - まゆまゆさん» またまたリクエストありがとうございます！いろいろ試行錯誤しながら話に入れていきたいと思います！ (2017年10月17日 13時) (レス) id: 8c306f8bf9 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - リクエストに応えてくれてありがとうございます。またリクエスト良いですか。吸血鬼と人間は決して一緒になれない(住めない)決まり事みたいなものがあるって言うお話を書いてください。お願いします。 (2017年10月17日 12時) (レス) id: 5b279c0c03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菅原祐飛 | 作成日時：2017年10月1日 21時
