禁忌 ページ40
said赤
紫「確かにな、俺らは人間でたつとあんたらは吸血鬼や」
黒「･･････」
紫「一緒におりたいって思ったらあかんのか？」
黒「それ、本気で思ってるんか？吸血鬼と人間が一緒におれると」
横山は歪んだ笑顔で嘲笑い、目を赤くさせ俺の腕を掴んだ
その力は人間よりも遥かに強く、折れるんじゃないかってほどのものやった
黒「ほんま、お気楽な考えやな･･･反吐が出そうやわ」
紫「何やと･･･？」
黒「知らんみたいやから、教えたるわ」
紫「？」
黒「俺ら吸血鬼と、あんたら人間とはな一緒には生きれへんルールやねん」
どういう意味なのか俺の頭じゃさっぱりやった
黒「ヴァンパイア協会、聞いたことあるやろ？そこで俺ら吸血鬼にはある禁忌があるんや」
赤「禁忌･･･？」
黄「吸血鬼と人間は共に生活や秩序を共有することなかれ」
青「それって･･････」
黒「吸血鬼と人間は交わることが出来ひん。一緒には生活することすら出来ひんっちゅうことやな」
歴史の中で吸血鬼と人間が共に生活をしていた時代があった
しかし、ある日を境にヴァンパイア協会は両者が生活をすることは勿論同じ場所を共有することを禁ずる禁忌が裏で出来ていた
それは吸血鬼のみ知れ渡っていたため人間である俺らは知らなかった事実
そんなっ･･････
こんなにも近くに居んのに、たつと一緒に居ることすら許されへんのかっ･･･！？
鈍器で殴られたように衝撃が俺らに広がる
今、忠義はどんな顔をしているのか･･･怖くて見ることが出来なかった
黒「その禁忌を作ったんは実質は俺や。だから忠義はアンタらの所に行くことは出来ひん」
黄「早う帰った方がええですよ？」
赤「･･････っ」
誰もが絶望し、諦めかけていた
何も言い返す言葉が見つからない
もう術はないと思った瞬間
紫「そんな禁忌なんて、知ったこっちゃない」
ヒナの声がその空気を断ち切る
紫「そんな禁忌なんかな、知らんわ。お前は何でそこまでして人間と離れることを選ぶんや？」
黒「お前らには関係ない」
紫「俺は今からでも遅くないと思っとる。一緒に歩み寄ることが出来るとちゃうか？」
ヒナは真剣に横山に向き合う
その背中は何かを変えそうにたくましかった
＊
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まゆまゆ(プロフ) - はい。過去編で大丈夫です。こちらこそよろしくお願いします。 (2017年10月17日 13時) (
レス) id: 5b279c0c03 (このIDを非表示/違反報告)
菅原祐飛(プロフ) - まゆまゆさん» いえいえ！コメントありがとうございます！過去編をこの後書こうと思っているので、そちらでも良いですか？これからもよろしくお願いします！リクエスト、お待ちしてます (2017年10月17日 13時) (レス) id: 8c306f8bf9 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - たびたびすみません。続けてのリクエスト良いですか。横山くんが相当人間を毛嫌うのにはただ人間が弱いからだけじゃなく、人間からトラウマになる位嫌な出来事を受けたって言うお話を書いてください。お願いします。 (2017年10月17日 13時) (レス) id: 5b279c0c03 (このIDを非表示/違反報告)
菅原祐飛(プロフ) - まゆまゆさん» またまたリクエストありがとうございます！いろいろ試行錯誤しながら話に入れていきたいと思います！ (2017年10月17日 13時) (レス) id: 8c306f8bf9 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - リクエストに応えてくれてありがとうございます。またリクエスト良いですか。吸血鬼と人間は決して一緒になれない(住めない)決まり事みたいなものがあるって言うお話を書いてください。お願いします。 (2017年10月17日 12時) (レス) id: 5b279c0c03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菅原祐飛 | 作成日時：2017年10月1日 21時
