俺達にとってのお前 ページ39
side赤
赤「たつ！！！！！！！！！！！！」
信じられないと言う顔をする忠義
横目に俺らを見る真っ赤な目をした横山
忠義を掴んでいた手が離された
緑「すば･･･、く･･･何で･･･」
黄「人間の世界に帰ったんとちゃうんですか」
紫「誰も帰るなんて言うとらんで」
黄「うっさいのが、おいでなさったな･･･」
忠義の片方の目から一滴の涙が零れる
紫「たつ･･･。俺らな、お前にもう一回会いたくてな･･･」
赤「ヤスも、マルも、お前のことを忘れすなんて出来んて」
緑「す、ばるく･･･信ちゃん･･･」
青「たっちょん、会いに来たで･･･」
橙「もっと僕のギャグ見て笑ってほしいねん･･･」
緑「章ちゃんっ･･･マルちゃんっ･･･」
泣きじゃくる忠義は小さい子供みたいやった
その様子を黙ってみていた錦戸と横山
黄「ほんまに何考えてんねん、あんたら･･･」
赤「何も考えてへんわ」
青「ただ俺らはもう一度たっちょんに会いたいだけや」
ヒナが床に膝をついてしゃがむ
忠義に向き合って腕を広げた
忠義は意味が分からないような表情をする
紫「行こう、たつ･･･ほら」
緑「―――っ」
忠義がゆっくりヒナの方に歩き出した時、横山の腕が忠義に絡みつく
そのまま首元を広げさせた
ガリッ！！！
緑「！！！？」
青「たっちょん！！」
橙「横山！！！お前！！！」
緑「あぁあ゛ぁっ･･････！」
血を啜る音と忠義の呻き声が部屋いっぱいに響き渡る
忠義の首元から覗かせる深紅のような赤い目
忠義の首に広がる赤を同化していた
赤「横山！お前っ！たつば離せ！！！」
緑「ぐっ･･･ぁ、ぅあ･･･んっ･･･」
黒「こいつはあんたらとは違うねん、人間と一緒に居れるわけないやろ！」
黄「･･････」
俺とヒナはゆっくりと歩き出す
横山の前まで歩み寄ると忠義にそっと視線を移した
ヒュウヒュウと息をする忠義は少しぐったりしてペタンと座っていた
その忠義を俺は抱きしめ、背中を摩る
赤「大丈夫か･･･？」
緑「すば･･･く、っ」
俺を視界に映すと顔を歪め苦しそうな目に俺を映す
少しその目が赤くなってるような気がした
＊
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まゆまゆ(プロフ) - はい。過去編で大丈夫です。こちらこそよろしくお願いします。 (2017年10月17日 13時) (
レス) id: 5b279c0c03 (このIDを非表示/違反報告)
菅原祐飛(プロフ) - まゆまゆさん» いえいえ！コメントありがとうございます！過去編をこの後書こうと思っているので、そちらでも良いですか？これからもよろしくお願いします！リクエスト、お待ちしてます (2017年10月17日 13時) (レス) id: 8c306f8bf9 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - たびたびすみません。続けてのリクエスト良いですか。横山くんが相当人間を毛嫌うのにはただ人間が弱いからだけじゃなく、人間からトラウマになる位嫌な出来事を受けたって言うお話を書いてください。お願いします。 (2017年10月17日 13時) (レス) id: 5b279c0c03 (このIDを非表示/違反報告)
菅原祐飛(プロフ) - まゆまゆさん» またまたリクエストありがとうございます！いろいろ試行錯誤しながら話に入れていきたいと思います！ (2017年10月17日 13時) (レス) id: 8c306f8bf9 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - リクエストに応えてくれてありがとうございます。またリクエスト良いですか。吸血鬼と人間は決して一緒になれない(住めない)決まり事みたいなものがあるって言うお話を書いてください。お願いします。 (2017年10月17日 12時) (レス) id: 5b279c0c03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菅原祐飛 | 作成日時：2017年10月1日 21時
