少年 ページ4
side赤
ザァーーーーー･･･
赤「何でさっきまで天気良かったのに、急に降ってくんねん･･･」
俺は今日ギターの手入れに必要な道具を買うために出かけていた
その帰り道、家まで後10分程っていうところで雲行きが怪しくなりだした
「もしかしたら降ってくるな」と思ってた矢先に予想的中
ザァーと音を立てて降り出した
今日天気予報で言うてたか･･･？
気温だけしか見てなかったわ･･･
迂闊やったと思いながら近くの建物で雨宿り
俺が居るところとは反対側の空はそんなに雲がかかってない
通り雨だと願いながら雨が弱まるまで待つことにした
赤「もうそろそろええか？」
雨宿りを始めて5分程経って少し弱まってくる雨
これなら走って帰れば平気やろ･･･
俺はそう判断して家まで走って帰ることにした
家の前まで来たところで
赤「ん？」
人影が見えた
赤「は？なんで！？」
家の前で倒れていた少年
さっきの雨にうたれたのかずぶ濡れ
何となく可愛そうになって近寄って抱きかかえてみた
赤「おい、大丈夫か？おい！」
少年「うぅ･･･」
赤「あぁ〜もう！ずぶ濡れやんけ･･･、拭かんと風邪ひいてまうわ」
俺はずぶ濡れの少年を抱いて家に入った
青「あ、おかえりーって渋やん！誰！？その子！！」
ドアの開く音に反応したヤスが顔をのぞかせる
少年にすぐにタオルをかけ、俺はヤスに少年を預けた
赤「家の前で倒れてて、この雨にそのままにも出来ひんかったから連れてきた」
青「早く拭いたらな」
少年「･･･さ、寒い･･･」
青「めっちゃ震えてるやん、体温めてやらんと･･･」
ヤスは少年を抱きながら部屋に入っていった
俺のその後で部屋に入っていく
紫「ヤス！誰やねん！その子！」
橙「ずぶ濡れやんー」
青「渋やんが連れて帰ってきてん」
赤「そのままにしておけんやろ」
少年「ん、ん･･･あ、れ？」
そう俺らが話してると少年が目を開ける
キョトンと辺りを見回しながら、俺らを見ていく
赤「お前、名前は？」
少年「･･･忠義･･･」
赤「何でそこに居ったん？」
少年「･･･わからん」
忠義と名乗ったそいつは自分が何故あそこに倒れていたのか知らないようだった
忠義はクチュンとくしゃみをする
その姿にヒナが慌てて声を上げる
紫「すばる、とりあえず冷えてるから先風呂で温まってこい」
俺は忠義を連れて風呂へ向かった
＊
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まゆまゆ(プロフ) - はい。過去編で大丈夫です。こちらこそよろしくお願いします。 (2017年10月17日 13時) (
レス) id: 5b279c0c03 (このIDを非表示/違反報告)
菅原祐飛(プロフ) - まゆまゆさん» いえいえ！コメントありがとうございます！過去編をこの後書こうと思っているので、そちらでも良いですか？これからもよろしくお願いします！リクエスト、お待ちしてます (2017年10月17日 13時) (レス) id: 8c306f8bf9 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - たびたびすみません。続けてのリクエスト良いですか。横山くんが相当人間を毛嫌うのにはただ人間が弱いからだけじゃなく、人間からトラウマになる位嫌な出来事を受けたって言うお話を書いてください。お願いします。 (2017年10月17日 13時) (レス) id: 5b279c0c03 (このIDを非表示/違反報告)
菅原祐飛(プロフ) - まゆまゆさん» またまたリクエストありがとうございます！いろいろ試行錯誤しながら話に入れていきたいと思います！ (2017年10月17日 13時) (レス) id: 8c306f8bf9 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - リクエストに応えてくれてありがとうございます。またリクエスト良いですか。吸血鬼と人間は決して一緒になれない(住めない)決まり事みたいなものがあるって言うお話を書いてください。お願いします。 (2017年10月17日 12時) (レス) id: 5b279c0c03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菅原祐飛 | 作成日時：2017年10月1日 21時
