悪魔のような恐ろしさ ページ28
said赤
紫「たつ、大丈夫か･･･？帰るで？」
赤「なぁ、息しとるか？」
青「たっちょんっ」
緑「･･････んっ」
苦しそうに顔を歪める忠義に心配反面、安心反面
こんなところに長く居るべきやないと誰もが察する
ヤスがお姫様抱っこのようにして忠義を抱えて俺らは部屋を出て行こうとする
赤「早う帰らんと。あいつら、いつ来るかわからんで」
紫「せやな、早うここから離れよう」
橙「ヤス。たっちょん重かったら代わるからな」
俺らが出て行くために振り返ると、そこには恐れていた人物が俺らに笑いかける
黒「もう来はったんや。結構早かったですね」
紫「よ、横山･･･」
黄「ようこそ。そろそろ来るころかと思ってましたわ」
赤「･･････っ」
間近で見る二人の目
その目は全身を支配されるような鋭さで俺らを見る
その悍ましい様子が俺らの時間を止めるように立ちはだかった
背中につーっと冷たい汗が伝う
これが吸血鬼の雰囲気･･････
思った以上に二度と見たくないかもしれん･･････
黒「そいつ連れてどこ行きはるんですか？」
青「か、帰るんや･･･」
黄「帰るってどこに？」
橙「俺らの家に帰るんや」
そう答えると「笑かさんといてくれ」と言わんばかりの高笑いをする
ビリビリとした衝撃が俺らの足を震えさせる
俺らを見る目がだんだん赤く染まっていた
黒「あぁーあ･･･。そいつは帰れへんで？なぁ、忠義？」
紫「ど、どういう意味や。横山･･･」
一歩一歩ゆっくりと近づいてくる横山は歪んだ笑顔をする
一呼吸ついてこう言い放つ
黒「今まで面倒見てくれてありがとうございました」
青「･･･？」
何を言うねん･･････
黄「出来たら、怪我させたくないんで･･･たぁを離して人の世界に戻ってくれませんか？」
紫「たつは関係ないやろ、こいつをここに置いて帰るなんて出来ひん！！」
赤「横山っ！！お前らは子供にまで手ぇ出すんか！！？」
黒「やったら？何なん？」
皮肉に笑う表情が俺の感情を爆発させる
赤「これやから吸血鬼は大っ嫌いやねんっ！！！！！！」
俺は頭に血が上ってる
きっと冷静に状況判断が出来ひんと思う
横山は悪い事でも企んでいるような表情で笑う
その表情はまるで悪魔のような恐ろしさを漂わしていた
・
・
黒「その言葉を、今の忠義が聞いたら･･･どう思うんやろうなぁ？」
＊
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まゆまゆ(プロフ) - はい。過去編で大丈夫です。こちらこそよろしくお願いします。 (2017年10月17日 13時) (
レス) id: 5b279c0c03 (このIDを非表示/違反報告)
菅原祐飛(プロフ) - まゆまゆさん» いえいえ！コメントありがとうございます！過去編をこの後書こうと思っているので、そちらでも良いですか？これからもよろしくお願いします！リクエスト、お待ちしてます (2017年10月17日 13時) (レス) id: 8c306f8bf9 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - たびたびすみません。続けてのリクエスト良いですか。横山くんが相当人間を毛嫌うのにはただ人間が弱いからだけじゃなく、人間からトラウマになる位嫌な出来事を受けたって言うお話を書いてください。お願いします。 (2017年10月17日 13時) (レス) id: 5b279c0c03 (このIDを非表示/違反報告)
菅原祐飛(プロフ) - まゆまゆさん» またまたリクエストありがとうございます！いろいろ試行錯誤しながら話に入れていきたいと思います！ (2017年10月17日 13時) (レス) id: 8c306f8bf9 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - リクエストに応えてくれてありがとうございます。またリクエスト良いですか。吸血鬼と人間は決して一緒になれない(住めない)決まり事みたいなものがあるって言うお話を書いてください。お願いします。 (2017年10月17日 12時) (レス) id: 5b279c0c03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菅原祐飛 | 作成日時：2017年10月1日 21時
