崩れていく ページ26
side緑
黄「たぁ･･･飲んだか･･･？」
黒「さすがにあれだけ飲ましたらいけるやろ」
緑「･･･あっ･･･、ヒュッ･･･あぁ･･･！」
喉が焼ける･･･胸が、熱い･･･
何かが･･････騒ぎ出してまう･･････！
焼けるような感覚が襲い掛かる
息がだんだん苦しくなって早くなる
全身の血液が激しく燃え上がっていくように全身を熱くさせた
緑「うっ･･････、く、苦し、ぃ･･･っ」
黒「忠義、そろそろ起きや」
耐え切れなくなった体はその人に身を委ねる
薄れゆく意識の片隅で何かが崩れていくようにそっと呟かれた声が聞こえた
―――――――――――――――――――
side黄
横山くんに抱かれる忠義
黄「手首、大丈夫？」
黒「こんなもん、平気や」
黄「大丈夫かな、たぁ･･･」
体に汗をびっしょりかいている忠義は苦しそうにヒュウヒュウと肩で息をする
黒「最初は苦しいやろうけど、落ち着いてくるやろ」
黄「俺のエゴでたぁを･･･悪いことしたな･･･」
忠義の嫌がる姿がもう見てられない程に可愛そうで辛そうだった
その姿を見るのは胸に矢が刺さっていくように苦しかった
だからあの日、俺はたぁを少し解放することにした
黄「横山くん、あの人らどうするん？」
黒「あぁ･･･忠義と一緒におった人間か、どないしようかなー･･･」
黄「さっきな、こっちに来るようなこと言ってたで？」
黒「どっくん･･･え、何でそんなん知ってんの？」
そう言うと横山くんは目を丸くする
俺のそばに飛んできたコウモリが俺の中にスっと消える
黄「何かアクション起こすかなって思って中に置いてきた」
黒「･･････どっくんって、たまに怖い時あるで。俺、どっくんば敵に回したくないわ」
黄「そんなん俺も横山くん敵に回したくないで？」
俺は立ち上がって窓の外を見つめる
俺らの目は暗闇でも良く見える
遠い暗闇に4人の人影
早いな･･････、もう来るなんてな･･････
黄「横山くん」
黒「ん？」
黄「お客さんやで」
黒「･･･そうか」
横山くんは忠義を抱き抱えたまま窓を見る
ひとつため息をついて「あとは、任せる」と言って部屋を出て行った
その姿を見送ると窓の外に視線を戻す
鬱陶しいな･･･人間って･･････
俺はすぐにやってくる客人を迎える準備のため下に降りた
＊
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まゆまゆ(プロフ) - はい。過去編で大丈夫です。こちらこそよろしくお願いします。 (2017年10月17日 13時) (
レス) id: 5b279c0c03 (このIDを非表示/違反報告)
菅原祐飛(プロフ) - まゆまゆさん» いえいえ！コメントありがとうございます！過去編をこの後書こうと思っているので、そちらでも良いですか？これからもよろしくお願いします！リクエスト、お待ちしてます (2017年10月17日 13時) (レス) id: 8c306f8bf9 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - たびたびすみません。続けてのリクエスト良いですか。横山くんが相当人間を毛嫌うのにはただ人間が弱いからだけじゃなく、人間からトラウマになる位嫌な出来事を受けたって言うお話を書いてください。お願いします。 (2017年10月17日 13時) (レス) id: 5b279c0c03 (このIDを非表示/違反報告)
菅原祐飛(プロフ) - まゆまゆさん» またまたリクエストありがとうございます！いろいろ試行錯誤しながら話に入れていきたいと思います！ (2017年10月17日 13時) (レス) id: 8c306f8bf9 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - リクエストに応えてくれてありがとうございます。またリクエスト良いですか。吸血鬼と人間は決して一緒になれない(住めない)決まり事みたいなものがあるって言うお話を書いてください。お願いします。 (2017年10月17日 12時) (レス) id: 5b279c0c03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菅原祐飛 | 作成日時：2017年10月1日 21時
