赤く染まる世界の真ん中で ページ21
said緑
あぁ･･････僕、どうなってしまうんやろ･･････
川岸や公園、商店街をとぼとぼ歩く
視界に映るものが少しずつ赤く染まっていく
時間が経つにつれてその範囲も広がっていってた
緑「･･････帰ろ･･･」
寂しげに広がる夕日
ガチャ･･･
緑「ただいま･･･」
家の中を見回す
壁、階段、床と全てに血しぶきのように赤がついていた
紫「おかえり、何か欲しいもん見つかったか？」
緑「何も、見つかれへんかってん」
紫「そうか、残念やったなー」
緑「また探しにいくわ」
出迎えてくれた信ちゃんに今できる最大の笑顔で答える
「疲れた」と言って階段を上がり、部屋に行く
あれ以上信ちゃんに笑顔で話せる自信がなかった
部屋のドアを開け部屋を見ても何も変わらない
真っ赤や･･････
僕を囲むいくつもの血
怖さなのか、不安なのか、悲しさなのか
この感情をどう呼んでいいのかわからないものがぐちゃぐちゃに広がる
扉を閉め、へなへなっとしゃがみ込み頭を伏せた
緑「視界が･･･真っ赤になって･･･戻らんくなってしまった･･････」
もう嫌や･･････
目から伝うものは何なのか、もうわからない
ただ僕は包まれていく赤に怯えるしか選択肢がなかった
助けて･･････誰か･･････
ガタン･･･
窓が開く
その音にゆっくり頭を上げた
「忠義」
＊
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まゆまゆ(プロフ) - はい。過去編で大丈夫です。こちらこそよろしくお願いします。 (2017年10月17日 13時) (
レス) id: 5b279c0c03 (このIDを非表示/違反報告)
菅原祐飛(プロフ) - まゆまゆさん» いえいえ！コメントありがとうございます！過去編をこの後書こうと思っているので、そちらでも良いですか？これからもよろしくお願いします！リクエスト、お待ちしてます (2017年10月17日 13時) (レス) id: 8c306f8bf9 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - たびたびすみません。続けてのリクエスト良いですか。横山くんが相当人間を毛嫌うのにはただ人間が弱いからだけじゃなく、人間からトラウマになる位嫌な出来事を受けたって言うお話を書いてください。お願いします。 (2017年10月17日 13時) (レス) id: 5b279c0c03 (このIDを非表示/違反報告)
菅原祐飛(プロフ) - まゆまゆさん» またまたリクエストありがとうございます！いろいろ試行錯誤しながら話に入れていきたいと思います！ (2017年10月17日 13時) (レス) id: 8c306f8bf9 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - リクエストに応えてくれてありがとうございます。またリクエスト良いですか。吸血鬼と人間は決して一緒になれない(住めない)決まり事みたいなものがあるって言うお話を書いてください。お願いします。 (2017年10月17日 12時) (レス) id: 5b279c0c03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菅原祐飛 | 作成日時：2017年10月1日 21時
