卑劣な奴 ページ20
said紫
黒「ここに、俺らが捜してる子が居るて聞いて来たんやけど」
紫「あんたらが捜すような子は居らん･･･」
俺は横山に言い切った
足が竦みそうな感覚に襲われる
そして理解する
ヤス達が言っていた目はこの目なんやと
「そうなんか？」と言いながら部屋の中に入ってくる横山がじっと俺を見る
本能が警報を鳴らし続けていた
たつのことはこいつに知られてはあかん･･････
黒「前、あんたら錦戸亮って男に会ったんやろ？そん時に居ったって言うてたんやけどなぁー」
紫「そんなん、知らん」
黒「そこのあんたはどうや？」
青「俺も、知らん」
心臓のバクバクという音を必死に隠して平静とした態度をとる
背中に冷たい汗が伝うのが分かる
墓穴を掘らないように、自分を騙し続ける
横山は何も答えない俺らに興味を無くしたのか、背を向けベランダへ向かう
黒「あ、せや。あんたら戸締りは、しっかりしとかなあかんで？」
紫「は？」
黒「この頃物騒なんやろ？『人間』の･･･世界では」
青「『人間の』って･･････」
紫「お前、吸･･･血鬼か！？」
横目で俺らを見た横山は歪な顔で目を赤くさせた
その目は吸血鬼の特徴のひとつとして知られている
初めて生で見るその目は血のように赤かった
黒「せやで、俺もどっくん･･･あ、錦戸亮も吸血鬼や」
そう言い放ち消えて行った後、息を呑んだ
青「たっちょん･･･吸血鬼に狙われて･･･」
紫「俺らで、たつをあの卑劣な奴らから守らなあかん･･･」
たつの笑顔を･･････
＊
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まゆまゆ(プロフ) - はい。過去編で大丈夫です。こちらこそよろしくお願いします。 (2017年10月17日 13時) (
レス) id: 5b279c0c03 (このIDを非表示/違反報告)
菅原祐飛(プロフ) - まゆまゆさん» いえいえ！コメントありがとうございます！過去編をこの後書こうと思っているので、そちらでも良いですか？これからもよろしくお願いします！リクエスト、お待ちしてます (2017年10月17日 13時) (レス) id: 8c306f8bf9 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - たびたびすみません。続けてのリクエスト良いですか。横山くんが相当人間を毛嫌うのにはただ人間が弱いからだけじゃなく、人間からトラウマになる位嫌な出来事を受けたって言うお話を書いてください。お願いします。 (2017年10月17日 13時) (レス) id: 5b279c0c03 (このIDを非表示/違反報告)
菅原祐飛(プロフ) - まゆまゆさん» またまたリクエストありがとうございます！いろいろ試行錯誤しながら話に入れていきたいと思います！ (2017年10月17日 13時) (レス) id: 8c306f8bf9 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - リクエストに応えてくれてありがとうございます。またリクエスト良いですか。吸血鬼と人間は決して一緒になれない(住めない)決まり事みたいなものがあるって言うお話を書いてください。お願いします。 (2017年10月17日 12時) (レス) id: 5b279c0c03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菅原祐飛 | 作成日時：2017年10月1日 21時
