これからも (ページ3)

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あの時の答えページ3

黒「亮…ここに居てたんか…。探したで??」
黄「横山くん…」
黒「お前が急に走り出すから焦ったわ……探すのに苦労したんやで？」
黄「……ごめん……」

横山くんが俺の隣に座って頭をぐしゃぐしゃと撫でる
やっぱり横山くんも動揺しているのか言葉が震えとった…

黄「なんで…大倉、死んだんやろうな…」
黒「そんなん俺に聞かれても…わかるわけないやろ…」
黄「あ…せやな…。ごめん」
黒黄「………」

俺達は黙り込んでしまった。
話すと言っても話す内容が思い浮かばんし、なにしろそんな気分やなかった。
話した所できっと大倉の事やろうし…

黒「亮、最期に大倉と何話したん？」
黄「え？あぁ……質問された」
黒「質問？」
黄「いや、あいつが『俺が死んだらどうする？』って聞かれてな」
黒「……で、お前は何て答えたん？」
黄「そん時は冗談やと思ったから『俺も死ぬ』って……言った……」
黒「………」

俺の答えを聞いた横山くんは険しい表情で黙ってしまった

黒「大倉、どんな顔しとった？」
黄「いつもよりは暗い表情やった……」

横山くんはため息をついて小さな声で「亮のアホ」って言ったのが聞こえた

アホって何が？なんでそない言うん？なんか俺、悪いことでも言うたんかな……

すると横山くんは真剣な顔で俺を見た
その顔に俺は一瞬ビビってしまった

黒「亮、お前大倉に言ったらアカン事言ったんとちゃうか??」
黄「え…？」
黒「大倉が亮に何言ってほしかったか考えたか??」
黄「……言ってほしかった事…??」

あの時の切なそうな顔をする大倉を思い出し、彼の気持ちを考えた

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