これからも (ページ2)

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突然の報告ページ2

黒「大倉が昨日…亡くなった…」

軽音楽部の部員を集めて横山くんが皆に伝えた
皆が「嘘やろ？」っていう表情をしている
勿論俺もその一人や…

赤「ヨコ!!なんで大倉は死んだん??みんなにに説明せぇよ!!」
黒「……すばるゴメン…俺も知らんねん…」
紫「ヨコ…。で、いつなん…？」
黒「あぁ…今日やで…」

皆やっぱり気持ちは同じやった
マルは驚きすぎて変な顔やし
章ちゃんは事実の衝撃で座り込んでもうた
俺は俺でただ立ち尽くすしか出来んかった

なんで大倉は死んだんや？なんで……
誰か教えてや…なんでなん…？

その晩俺達は大倉のお通夜に行った

黄「…大倉…」
青「たっちょん…俺…まだたっちょんと全然演奏出来てへんで……？」
橙「章ちゃん…っ！」
赤「なぁ…何寝てるねん…!!なぁ…大倉…!!!!!」

横山くんは大倉の両親に挨拶をしていた
さすが部長や…きっちりしとる
章ちゃんは泣きじゃくってその場に座り込む
村上くんが章ちゃんの肩を抱きかかえながら支えていた
みんなの顔には事実を受け止めきれない表情でただ見つめるしかできなかった

紫「――――っ…」

大倉の顔は綺麗で、寝てるみたいで、今にも起きてきそうやった

でも…大倉は眠ったままやねんやろ？
この間まで俺の隣で笑っとったのに…俺と話してたのに……

黄「…嘘や、こんなん……嘘やっ…」
黒「お、おい！亮！！」

目の前の現実に必死で背けるために俺は皆と離れて一人になれる場所に行った
あのままあの場所にいたら俺の何かが凝れそうな気がした

＊