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「お、雪だ。おい秀次、雪だぞ!!」
「そんな事は知っている」
「あー…どうりで寒いわけだ」
『…』
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「…A、大丈夫?」
『うん、大丈夫。そんなに体調、悪そうに見える?』
「悪いとかじゃなくて、つらそう」
『…そっか』
目線を下に落とすAに天羽は自分より小さいAの頭を撫でた。
そして、変わらぬ表情で正面に座る者達を見た。
「…何でこの人達がいるの?」
「お前、ほんッとう、生意気だな」
「余りにもAが死にそーな顔してたから、ここまで送っただけだぜ?」
「…」
むすりとする出水の代わりに米屋が答える。
三輪は相変わらず言葉を発さない。だが、Aの異変には気が付いてはいたようだった。
「で、A。大丈夫か?」
「お前、顔色悪いぞ。寝たらどうだ?」
顔色を覗き込む出水と米屋にAは首を横に振り大丈夫と言う。
どう見ても大丈夫そうではないが。
『雪の日は少し、気分が悪くなるだけ』
「寒いからか?」
『寒いのは、平気。ただ、思い出しちゃうだけ…』
その言葉に、ボーダーなら殆どの者が察しがつくだろう。
それは、秀次も然り。先程から無言だった。
『空気を悪くしてごめん』
珍しく悲しそうにほんの少し笑うAにこの場にいる全員が息を呑む。
あの米屋でさえ、真剣な顔付きになっている。
「吐けよ」
『?』
沈黙を破ったのは、Aのクラスメイトであり弟子でもある出水だった。
Aの目をしっかり見て、そう言った出水は見た事がないくらい真剣だった。
Aは周りを見た。
三輪も米屋、天羽も口は開かないものの、出水と同じ事を思っているようだ。
Aは息を吐く。
『少し、長くなるけど。それでも大丈夫?』
無言で頷く4人にAは口を開いた。
『私、小さい頃は雪がとても好きだった。真っ白で綺麗で、冷たくて。でも、
.
.
______兄が死んでからは、嫌い』
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わったー(プロフ) - めっちゃくっちゃ面白いです!!続きが気になります！今後とも期待してます!! (2019年12月30日 22時) (
レス) id: d2c32b8c6a (このIDを非表示/違反報告)
雪 - やっと、続きが読めた(嬉しい)、続きを楽しみにしてます。(＾ｗ＾) (2019年10月19日 9時) (レス) id: 736aad74b7 (このIDを非表示/違反報告)
キルア(プロフ) - その強さ神ですか？の続けお願いします (2019年9月15日 23時) (レス) id: 0cd3a06e93 (このIDを非表示/違反報告)
ミナモ - できればでいいんですが辻くんと夢主をもう少し絡めて欲しいです！ これからも頑張ってください！ (2019年6月17日 20時) (レス) id: b9b7859748 (このIDを非表示/違反報告)
まな - いろんなキャラが出て来て凄く面白いです！続き楽しみに待ってます♪ 更新頑張って下さい。 (2019年6月14日 3時) (レス) id: b9b7859748 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2018年9月23日 1時
