47page ページ49
「あ〜〜、ほんとにいた〜!!」
「おいコラ、潰しに来たぞ」
『ゆっちゃんといさみん』
「柚宇さんと、…ゲッ、当真さん!?」
「ぶはっ!!マジで来たじゃん!!」
______
_________屋上。
「…お前、高校に入ってなかったのか」
『うん。今まで通ってなかったよ』
「授業は真面目に受けろ。この馬鹿みたいにボーダーに迷惑をかけるなよ」
『勉強は多分、大丈夫』
そう言葉をかわし、黙々とお弁当を口にする2人に、一緒にいたもう2人は口をあんぐりと開ける。
「お前らいつの間に、仲良くなったんだ?」
「てか、秀次ひどくね?」
食べていたものを飲み込み、動かす手を止めた。
「別に仲が良くなってない」
『前より、話してくれるようになった』
本部で会う度にAが三輪に話しかけ、最初はあまり良い顔はしていなかったが段々とそれも無くなったのだ。
『秀次のクラスにボーダーいるの』
「二礼と三浦だ」
『光いるんだ……………………あ、』
「「「?」」」
Aは屋上の入口、つまり扉をじっと見る。それにつられ3人も見る。
タンタンと階段を駆け上がる音が聞こえてきた。それも複数。
ﾊﾞﾝ!!
「Aーーーー!!!お前転校して来たのかーー!!!お、三輪と出水達じゃねーか!!」
Aが飛んできたものと一緒に倒れる。後からぞろぞろと来るがその光景を見て呆れた。
「おい光テメエ、Aが潰れてるぞ」
「いいじゃないのカゲ。光は嬉しいんだよ、ゾエさん感動」
「おー、ボーダーしかいねえじゃん。」
飛んできたもの。
それは、最近仲良くなった影浦隊オペレーターの仁礼光だった。
それに遅れて影浦、同じ隊の北添尋、そして当真だった。
そう、もう此処にはボーダー隊員ばかりが揃ってしまった。
「何でアタシのクラスじゃなくてコイツらなんだよ!!!」
「「いえーい」」
「カゲー!!コイツらフルボッコにしろ!!」
「あ?面倒くせえ」
光に抱き着かれながらもAは三輪と一緒にもぐもぐと食べていた。
昼休みが終わるまで後少しだが、乱入者達により屋上は更に賑やかとなった。
Aは光達にもみくちゃにされており、少し嬉しそうな表情をしていた。
『学校、悪くないかも』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 197人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ワールドトリガー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫好き - とても面白い作品をありがとうございます！！これからも頑張って下さい！インフルエンザにはお気をつけてーー！(^-^)/ (2019年2月28日 3時) (
レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
sakurasaku - すっごく面白かったです！ これからも頑張ってください！ 文の書き方が綺麗で、とても読みやすかったです！！ (2018年11月3日 23時) (レス) id: 60efa7bb85 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます！！更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！！ (2018年10月19日 21時) (レス) id: d97384e260 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - ピンクさん» そう言ってもらえて嬉しいです！これからもよろしくお願いします！！ (2018年10月19日 21時) (レス) id: d97384e260 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - 向葵さん» ありがとうございます！！更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！！ (2018年10月19日 21時) (レス) id: d97384e260 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：RUGI
| 作成日時：2018年8月18日 16時
