第1話【合宿編】 ページ2
『合宿所？ここ合宿所なの。』
「まあ、確かに帝統先輩なら驚くっスよね。」
『私じゃなくても驚くよ。』
ならって何さ、桃城。
そもそも、合宿所といったら普通にあまり広いとは言えない泊まるだけの宿だと思う。
うん、これ...ホテル、だよね。
しかもリゾートホテルに見えるの、私だけか。
「相変わらず派手好きっスよね、跡部さん。」
『何だか寒気がしてきたから帰ってもいい？』
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『...何か、人が多くないデスカ？』
「俺たち合わせて4校だからな。右から四天宝寺、立海、そして主催校の氷帝だ。」
『何でそれを早く言わない、データ野郎。』
「サプライズ『殴るぞ。』...今、手塚と話しているのが跡部だ。」
『跡部...ああ、金持ちか。』
確かに金持ちそうな顔をしてますね。
それよりもここ、広すぎる。迷わないか心配だよ。
『お前でもいいや。乾、データ取る暇あるならここの地図書いてよ。』
「お前は一応マネージャーのはずだが。」
『臨時をつけろ。この合宿期間だけだわ。』
見渡して見ると、芥子色のジャージを着た黒いもじゃもじゃの子と目が合った。いや、睨みつけられている。
目を逸らそう。
何も見ていなかった。
そして今度は跡部とか言う人と目が合う。
「おい、手塚。今回のはちゃんと使えるんだろうな、アーン？」
「帝統はしっかりとやる。問題ない。」
「ほう？ならいいが。...おい、お前。」
私のことだよね。
現に指をさされているから私だよね。
隣の乾をちらりと見たら静かに頷かれる。
「俺達は
『...』
そう言って、元の場所へ戻って行った。
成程ね、だからさっきからあのもじゃもじゃの子だけじゃなくて他の所からも冷めた視線を感じたんだ。
『舐めとんのか。あの野郎。』
「お、落ち着け帝統。」
『落ち着いてるけど？落ち着いていますけど？』
「全然落ち着いていないっスよ...」
乾と桃城に宥められ何とか落ち着く。だがさっきのあの発言はいかがなものか。
あのホクロ、許さん。ああ、いかん、怒りが、
「フシュー...帝統先輩が、そんな人じゃない事くらい、俺たちは分かってるっス...」
静まった。
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越前love - 更新が難しいかもしれませんけど、頑張ってください (2021年5月3日 7時) (
レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
越前love - 更新頑張ってくださいね！！立海メンバーとのつるんでるのもいいね!!!面白いね！！ (2021年4月3日 15時) (レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
愛哀 - 赤也サイコーに可愛いね，弟にしたいくらいだね！更新頑張ってください (2021年3月26日 13時) (レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
愛哀 - 更新したの見たよ!!!面白かったよ (2021年3月24日 6時) (レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
越前love - そうそう!!!ジロくんなんてもう天使だよ！！更新したの見たよ!!! (2021年3月10日 19時) (レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2021年2月7日 11時
