【WT×庭球】非凡人の人間関係 (ページ10)

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第9話ページ10

「小娘。」

『だから國神Aですってば！びょーどぅーいんさん！！』

「滅びよ。」

『冗談も通じんのかこのヒゲはァァーー！！』

そして頭を掴まれたA。
こいつも容赦がなかった。やはり、無かった。

「いやいや何やねんアレ。大曲ー、何とかしたりぃ。」

「勘弁しろし。」

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「ヒャーハッハッハツ！！おいテメェ、処刑されてーなら俺が処刑してやるぜ。」

何かやばいのが出てきた。
え、何。今あの人処刑とか言ってなかった？気のせいだよね。

「遠野君、女の子に処刑はやめなさい。彼女、怯えているじゃないですか。」

「あァ？んだよつまんねー奴だな。」

え、てかあの人見た事ある気がする。
えっと、えっと…………誰だっけ。

「キミ様だよ、國神ちゃん。彼、よくCMに出てるでしょ？」

『ああ！あのCMの人か！』

「…國神ちゃん、テレビ見ようよ。」

テレビ見てるよ。
この前は絶対に見てはいけない怖い話とか見たし、その前は本当にあった怖い話特集も見た。

「全部ホラーやないかい。」

『何かその日は中々寝れなくて、テレビ見て寝ようと思って見てたんです。』

「余計に眠れんくなるやろーが！！」

頭を軽く叩かれた。
この関西弁の人と、毛利君は手加減をしてくれた。
すると、処刑とか言ってた長髪がこちらに来る。え、何！？

「おい！そんなとこ突っ立ってると処刑して欲しいって事だよなァ？！」

『あ、処刑なら近界民(ネイバー)を。あ、どうです？是非ボーダーに。』

「はーい、國神ちゃん落ち着こうね。」

『いででで！！ちょ、痛い！！鬼ー！！鬼だー！！！』

「ん？」

『え、え？』

「Aちゃんだっけ、俺は入江奏多。こっちは鬼十字郎だよ。」

「おう、よろしくな。」

『あ、はい。』

あの、その前に助けてください。

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「お頭、いつの間にあの娘と仲良くなったんです？」

「なってなどない。」

「それにしては随分と一緒にいたなあ。」

「…昨日いたのか。」

「ちゃい☆」

『ベイルアウトォォォォーー！！』

「三門市じゃないから出来ないよ。」