【WT×庭球】非凡人の人間関係 (ページ2)

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第1話ページ2

「急遽すまない、國神隊員。」

『し、しし忍田本部長。』

「國神ちゃんどもり過ぎ。」

仕方ないだろォー！！
この場所！この空間！！無理！！

「國神隊員。」

『は、はいー！！』

「…迅、何も説明していないのか。」

「したら逃げるんでしませんでした。」

『一体何を言おうとしてるんですか！？』

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『ありえない、ありえない、ありえない。』

「國神ちゃん少しうるさいよ。」

「いやかなりうるさいぞ。」

『うるさいですよ！！』

「もう手遅れか。」

無理無理無理。
何故こうなった。
何故また私はまたこんな事に、

「なあ迅、こいつってこういう事多くねーか？」

「ああ、國神ちゃんがあまりにも人間不信だから無理やりでも慣らせるしかないってなってね。」

「ああ、マシになったけどまだダメだもんな。精神的に。」

「ま、提案したのは俺だけど。」

やっぱり元凶てめえかエリート。
そんでもって駄目とは何だ、このヒゲ川。
いや、ちょっと待て。

「お、弾バカ。こっち見たぞ。」

「俺達に見惚れたか？」

前向こ。
ああ、夢だったらいいのに。
まじで夢だったらいいのに、ならないかなあ。

「ならないよ。諦めも大事だよ。」

『心読むんじゃねぇぇーー！！』

今はバスに乗っているわけで。
このヒゲ川隊と後ろの方に風間さんと歌川君…………、と菊地原。
いや、隊で来るのは分かる。
分かるけども、

「おいAー、あんぱんいる？」

『いらないっす。』

何で槍単品？その他もだけど。
いや、隊で来てもあの三輪先輩がいるから怖くて無理だけども。
うん、でも何故。

「あいつ絶対失礼な事考えてるぜ、槍バカ。」

「うっし、後でしめとくか。」『何故！？』

もう嫌だ、帰ってください、いや帰らせて。
そう思って迅さんと目が合ったら爽やかに笑われた。

「男子テニス部だから迫力あるだろうな。」

『ちょっと待て、男子？…男！？』

「何を今更言ってるの。」

『ちょ、聞いてないです。城戸司令そんな事言ってました！？』

「言ってたよ。まあその時の國神ちゃん、魂抜けてたから聞いてないのと同じか。」

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【参加隊員】
太刀川隊、風間隊、当真勇、緑川駿、米屋陽介
迅悠一、國神A
各隊オペレーター＋唯我抜き