第53話 ページ5
「帝統そのゼリーよこせ！！」
『奪う前に言おうよ。』
「反射できなかったろい？俺、天才的ぃ？」
『仕方ないからあげるよ、丸い君。…丸井君。』
「今の絶対わざとだろい！？」
「Aちゃん！これあげるＣー！」
「ジロ君やけに懐いたな。」
『やっぱり丸井君もそう思う？』
全く身に覚えがない。
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「あんた前にアタシが言うたこと覚えとる？」
睨まれていると思ったら今度は呼び出しをされました。
前に言われた言葉。
ハッ、よう言うわ。白石君達に媚び売っとるクセに。ほんま、そういうのウザイわ。
完璧に覚えとるわ。
「みちるちゃん、コイツ何なん？昨日は財前君にヘラヘラして今日はジロー君やで。あー、鬱陶しいわぁ…」
「ほんまうっざいわ！！」
「媚び売っとる暇あったらさっさと働かんかボケ。」
これが本性かってくらい口が悪い。
もうそろそろ私は限界がきているけど。
『ちゃんと働いてますけど。じゃあ貴方達は私が用意したスポドリとタオルを運んだ後、何してるんですか？』
こっちまで甲高い声が聞こえてきて鬱陶しい。
暑い中であの声は私でも嫌だ。
これは仁王君がぽつりとそう言っていた。
「そんなもんみんなに配ってるに決まっとるやろ。」
「お前、何言うてはるん。」
お前が何言ってやがる。
配るのにどれだけ時間かかってるんだ。
朝のこの時間位にしか会ってないけど。
「2人とも〜…ってあれ、帝統さんもいる〜。」
「姫亞ちゃん、朱里ちゃん。堪忍な、今コイツと話してたねん。」
「話？ああ、帝統さんね〜。」
この南谷という子はふわふわした感じだけど、言葉に棘を感じる。
そして何より、目が全く笑っていない。
「仕方ないよ〜、だって帝統さん、顔が普通だからみんな珍しくて寄ってくるんだよ。」
「姫亞は気を遣いすぎよ。普通どころかドブスじゃない。」
こいつら遂に言いおった。
「それよりも〜！明日は試合形式でやるんだって〜！！立海と氷帝の試合が見れる〜！」
「なら青学と四天宝寺が試合するんか！白石君や不二君見れるわぁ…！」
「ふふ、なら私は仁王君を見ようかしら？」
「仁王君イケメンやもんなぁ！朱里ちゃんファイト！」
「ええ、ほんと、邪魔さえいなければ順調なのに。」
もう勝手に言っとけクソアマ共。
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こころ(プロフ) - 面白くて非凡人シリーズ全部見てます。更新楽しみにしてます。 (2022年9月6日 3時) (
レス) @page27 id: eb962bcdd2 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2021年4月24日 14時) (レス) id: 979a4f7246 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - えっ神ですか､好きです!更新応援してます!! (2021年3月17日 19時) (レス) id: a571740452 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - 面白くて何回も読み返してます！帝統ちゃんと寿三郎先輩の絡み好きです。更新頑張ってください (2021年2月6日 9時) (レス) id: 979a4f7246 (このIDを非表示/違反報告)
金糸雀 - 帝統ちゃんの性格やその他もろもろ大好きです！お話しの内容も面白くて最高です！大変でしょうが、更新頑張ってください！！ (2021年1月15日 3時) (レス) id: 23f2dced37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2020年5月12日 17時
