第52話 ページ4
「A先輩、これ美味いっす！」
「切原、お前静かに食えへんの？帝統先輩も何か言ったらどうですか。」
「飯の時くらい騒いでもいいっすよね！？A先輩！！」
切原君の場合は四六時中騒いでいるけど。ところで私は誰とご飯を食べているのだろうか。
「こりゃまた珍しいなぁ。堪忍な帝統さん、うちの財前の相手頼むわ。」
『いやいや、君の所の財前君連れて帰ってよ。』
「でも懐いとるしなぁ。」「懐いてませんわ。」
今度は反抗期か。
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『跡部君。』
「アン？ああ、立海の帝統か。」
『聞きたい事があるから今少しいいですか。』
「…いいぜ。」
青学の手塚に会い聞き終えて、今度は跡部だと廊下を歩いていた時に、丁度前から本人が歩いて来てAは声をかけた。
『明日で3日目で今更だけど、スポドリの味好みってあったりしますか。』
「俺と忍足、日吉は薄め、ジローは少し甘め、向日と宍戸、鳳は普通でいい。」
『分かりました、ありがとうございます。』
跡部の言葉を全て頭の中に記憶し、Aは踵を返す。
だが、跡部に呼び止められAは再び彼を見上げる。
「おい、お前それ4校全て聞き回っているのか。」
『まあ、幸村君達は味好みがあったから他も聞いた方がいいかと。』
「お前、マネージャーの経験があると言っていたが。」
『中学の時バスケ部のマネージャーやってました。今は帰宅部です。』
「成程な。うちの部員が褒めてたぜ、お前の仕事の速さに。」
Aは首を傾げる。
自分は中仕事の筈だがいつその様な姿が見られていたのだろうか。
そんな自然なAに跡部は口端を上げる。
「それから敬語をやめろ。俺様とお前は同じ学年だ。」
『あ、はい。』
「おい聞こえてんのか、アーン？」
『聞こえてるよ。』
「まあいい。困った事があったら俺様に言いな。」
『じゃあ早速聞いてもいいかな。』
「何だ？」
『此処の地図とかない？迷った。』
次の瞬間、跡部は指をパチンと鳴らした。
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こころ(プロフ) - 面白くて非凡人シリーズ全部見てます。更新楽しみにしてます。 (2022年9月6日 3時) (
レス) @page27 id: eb962bcdd2 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2021年4月24日 14時) (レス) id: 979a4f7246 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - えっ神ですか､好きです!更新応援してます!! (2021年3月17日 19時) (レス) id: a571740452 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - 面白くて何回も読み返してます！帝統ちゃんと寿三郎先輩の絡み好きです。更新頑張ってください (2021年2月6日 9時) (レス) id: 979a4f7246 (このIDを非表示/違反報告)
金糸雀 - 帝統ちゃんの性格やその他もろもろ大好きです！お話しの内容も面白くて最高です！大変でしょうが、更新頑張ってください！！ (2021年1月15日 3時) (レス) id: 23f2dced37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2020年5月12日 17時
