第38話【合宿編】 ページ39
『耳が軽い。』
「あれ、Aさんがいつものピアスしてない！」
『煩く言う奴らがいたからな。』
誰とは言わずとも分かるだろう。
そう、Aの後ろにいる手塚国光である。
「でも紅いピアス、似合ってるっス。」
『このくそ餓鬼が。』
リョーマの頭を無造作に撫でる。
撫でられた事が嫌ではないリョーマはそのまま腕を引っ張り自分の隣の席に座らせた。
「越前の奴、ホントA大好き人間だにゃー！」
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「Aくーーーーーん！！！」
「クソクソッ！ジローいきなり飛び起きるんじゃねぇーっ！！」
「アカンで岳人。もうジローは向こうやで。」
因みに芥川はというと、扉が開いた途端に飛び起きAが姿を現した直後、氷帝の視界から消えた。
「ちょっと芥川さん、A先輩から離れてよ！」
「えー！嫌だＣー！！」
Aに飛び付いてしがみつく芥川に越前は腕を引っ張る。
それに嫌だと駄々こね更に強くしがみついた。
『おい、俺は止まり木じゃねえ。』
「だってA君にずっと会えなかったから！」
「ジロ君、一週間前に会っただろい…」
思わず少し離れた所にいた丸井が突っ込む。
その声が届いたのか、Aは丸井に気付くと軽く手を挙げた。
「よっA君、一週間ぶり！」
『ああ、あの時はありがとう。』
「いや、元々2人と行くつもりだったからな！」
『なら良かった。』
一週間前に芥川と丸井の2人とスイーツバイキングに行ったのだが、ビルの中にある少し高い店で丸井が当てたチケットのおかげで入る事ができたのだ。
「A君とジロ君また行こうな！」
「いくいく！！ねっ、A君！！」
Aが頷くと芥川は嬉しそうに叫ぶ。丸井もやりぃ！と笑顔だ。
甘党、恐るべし。
「…うちのパティシエに頼んで作らせるか。」
「跡部何言ってんだ…？」
「帝統君と遊んでる彼らが羨ましいんじゃない？それにしても2人ともやるねー。」
滝の視線の先には微かに呆れた表情をするAにその周りに纏わり付く芥川と越前の姿があった。
どちらとも片腕にしがみついており、離すまいと互いに睨みをきかせながら引っ張っているので、Aはまるで木の状態であった。
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越前love - また何回も見ちゃいました！更新頑張ってください。 (2021年4月30日 7時) (
レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
鬼灯(プロフ) - 最っ高に面白いです！！男主でキャラ達に懐かれる設定大好きなのですっごい面白いです！！更新頑張ってください！！！ (2021年3月21日 22時) (レス) id: 6816aad330 (このIDを非表示/違反報告)
越前love - 更新したの見たよ!!!赤也可愛いね^^* (2021年3月10日 19時) (レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香(プロフ) - (+_+)(+_+)(+_+)(+_+)(+_+) (2021年2月4日 12時) (レス) id: f42b11f826 (このIDを非表示/違反報告)
越前love - 更新したんだね頑張ってください (2021年1月10日 8時) (レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2020年5月2日 20時
