第24話 ページ25
『暑い、喉が乾いた。』
「A先輩、俺ポンタのグレープ欲しいっス。」
『…俺に買えと言ってるのか。』
「…駄目？」
『てめえ負けんじゃねえぞ。』「ウィース！」
俺は自販機へ向かった。
あれ、そういやリョーマってシングルス１じゃなかったか？
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「次の対戦校って何処だっけ？」
「あーっと、青学と四天宝寺だ。」
「四天宝寺？ああ、大阪の…何か笑いとる奴らだろ？」
「それ！よくもまあ準決勝まで残れたもんだぜ。お笑いならコント部とかにでも入れっての！！」
「違いねえ！！」
Aはふと足を止めた。
そう言ってゲラゲラ笑う何処かの中学テニス部。恐らく勝ち進んでいるから僻みでも言ってるのだろう。
「つーかホントに強いのか？」
「さあ？運良く進んだんじゃね？ほら、笑いをとって！」
「ブハッ！！」
笑い続ける集団。
近くを歩いていた観客やその他部員がちらりと見る。
「ア？何だよ。」
「こっち見んじゃねーよ！！」
どうやらこの集団は態度も悪いらしい。
それも自販機の前で騒いでいるので使いたい人達は諦めて別の場所へ探しに行くしかない。
『おい。』
「あァ？………！？」
男は後ろを振り向き固まる。
それは他の集団もそうだった。
その理由はまず容姿、そして何より耳のチェーンピアス、逆十字。
明らかに雰囲気がそこだけ違っていた。
Aは未だ固まる集団を冷めた瞳で見る。
『そこ、邪魔なんだよ。どいてくれねえか。』
「……あ、……」
言われるがままに気付けばどいていた。
そして、Aはさっきまで特に騒いでいた男達を指差した。
『胸糞悪い話をすんじゃねえよ。』
「「！！」」
『聞いてんのか？』
「「は、はぃーッ！！」」
『僻み言う暇あるなら帰って練習でもして強くなりゃいい話だろ。』
「「「「「ごもっともです！！」」」」」
『もういいわ、邪魔。』
「「「「「すいませんでしたー！！」」」」」
Aの雰囲気と冷めた目があまりにも恐ろしかったのか、集団は慌てて荷物を纏めてその場を後にした。
『チッ、無駄な時間だった。』
舌打ちをしてAはポンタのグレープ味のボタンを押した。
因みにその後、遅かったAにリョーマは飛び付いたのであった。
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越前love - また何回も見ちゃいました！更新頑張ってください。 (2021年4月30日 7時) (
レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
鬼灯(プロフ) - 最っ高に面白いです！！男主でキャラ達に懐かれる設定大好きなのですっごい面白いです！！更新頑張ってください！！！ (2021年3月21日 22時) (レス) id: 6816aad330 (このIDを非表示/違反報告)
越前love - 更新したの見たよ!!!赤也可愛いね^^* (2021年3月10日 19時) (レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香(プロフ) - (+_+)(+_+)(+_+)(+_+)(+_+) (2021年2月4日 12時) (レス) id: f42b11f826 (このIDを非表示/違反報告)
越前love - 更新したんだね頑張ってください (2021年1月10日 8時) (レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2020年5月2日 20時
