第2話 ページ3
「遅い。」
朝、起きた時に家のインターホンが鳴った。
誰だよ、朝っぱらから。
苛々しながらドアを開けると久々に見る顔が目の前に。
何で、てめえが此処にいやがる。
『手塚かよ…』
「早く準備をしろ。」
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「いい加減その制服を直してピアスも外せ。」
『ぜってえ嫌だ。てか何で居るんだよ。』
「迎えに行くようにと言われた。」
『あのクソババア…』
制服をきっちりと着て真っ直ぐ前を見て歩く手塚に対し、制服を着崩しピアスやアクセサリーなど校則破りのオンパレードなAが隣に並ぶ。
通り行く人はどんな組み合わせだと言わんばかりに二度見をした。
人が注目するのはそこだけではない。
「久々のAだにゃー！！相変わらずイケメンで眩しい〜！！」
『痛え。』
突然背中に飛び付く何かにAはじろりと睨み付けた。
そう、彼の容姿はこれでもかという程に整っているのだ。
「菊丸、帝統が怒らない内に止めておけ。」
「え〜！だって久々のAだよ！？」
『関係ねえ、下りろ。』
渋々下りた菊丸はAの隣に並び歩く。
此処は学校に近い場所であり、あちこちに生徒が歩いている姿が見える。
有名なテニス部に真ん中には別の意味で有名なA。注目せざるを得ないので段々とAの空気が変わりだす。
「A。」
『分かってる。…別にこんなとこで暴れたりしねえよ。』
「危険な事は駄目だよ！心配するんだからねっ！」
『お前は親か。』
まともに相手をすることを諦めたAはそれからは話すことなく二人の間を大人しく歩いた。
門に近付くにつれて段々と強くなる視線。やはりこの二人から離れた方がましになるかもしれないと離れようとすると、また別の人物から呼び止められた。
「やあ、おはよう。もうとっくに学校が始まっていた事を知っていたかい？」
『……不二。』
「こんな時間に登校なんて珍しいね。」
『朝、手塚が家に来たせいだ。』
「ふふ、それは残念だったね。」『うるせえ。』
学校で人気上位である不二が姿を現した。離れようとするAの腕を掴み柔らかに微笑む不二。
Aはもう逃げる事を諦め、腕を引っ張られるまま連れて行かれるのであった。
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越前love - また何回も見ちゃいました！更新頑張ってください。 (2021年4月30日 7時) (
レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
鬼灯(プロフ) - 最っ高に面白いです！！男主でキャラ達に懐かれる設定大好きなのですっごい面白いです！！更新頑張ってください！！！ (2021年3月21日 22時) (レス) id: 6816aad330 (このIDを非表示/違反報告)
越前love - 更新したの見たよ!!!赤也可愛いね^^* (2021年3月10日 19時) (レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香(プロフ) - (+_+)(+_+)(+_+)(+_+)(+_+) (2021年2月4日 12時) (レス) id: f42b11f826 (このIDを非表示/違反報告)
越前love - 更新したんだね頑張ってください (2021年1月10日 8時) (レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2020年5月2日 20時
