第18話 ページ19
「あれ、…もしかして、俺の事忘れちゃってたりする？」
『オレンジ頭。』
「あー、忘れたんだね…千石清純だよ。帝統A君。」
『立海の部長が入院って？』
「部長の幸村君は、去年倒れて病院に搬送されたんだよ。確か、ギランバレー症候群に似た症状らしい。」
『成程な。』
何となく分かった。
”勝利"に対する執着心。
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「それにしても越前君は凄いねぇ、物怖じせずあの真田君に挑むなんてさ。」
『テニスに関してあいつは相当な曲者だ。』
「へえ…帝統君は勿論、越前君派だよね？」
『別に、俺は相手の事知らねえからな。』
「真田君は強いよ。」
千石が話すには、立海大附属中3年、真田弦一郎。副部長を務め、現時点で日本中学テニス界で1番強いらしい。
Aは視線を真田によこす。
『確かに強いが、五分五分だな。』
「…それって越前君が勝つかもしれないってこと？」
『見とけば分かる。』
テニスコートで繰り広げられた越前と切原の戦いを思い出す。
その時の試合の事をリョーマが思い出しているのならばこの試合はどうなるか分からなくなるだろう。
あの時のリョーマは
この試合でそれに入れば、戦況は変わる。
『……おい、』
「ん？」
『お前じゃない、お前の隣にいるチビだ。』
千石の隣にいるチビと呼ばれる緑のヘアバンドをつけた少年はビクリとさせて、こちらを見上げる。
『お前も選手か。』
「は、ハイです！山吹中1年の壇太一です！」
『この試合良く見とけ。リョーマはお前と同じ身長だ。』
＿＿＿俺そいつより大きいけど？
空耳が聞こえた気がしたがAは聞こえないふりをした。
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『風林火山ね…』
“風”林“火”山“それぞれの特有の奥義があるわけか。
あれは強力だな。
「所詮この程度か。お前を買い被り過ぎていた様だ！」
「…にゃろう。」
リョーマも“無我の境地”の副作用で体力が急激に減少している。
「ダメだ。もう見てらんないよ…」
「越前ぐーん…！」
「ここで棄権しなきゃ、青学はとんでもないものを失うんじゃないかな。」
周りから見れば、確かに一方的にやられている様に見えるだろうが。
「「「「「『まだまだだね。』」」」」」
まだ誰も諦めてねえよ。
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越前love - また何回も見ちゃいました！更新頑張ってください。 (2021年4月30日 7時) (
レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
鬼灯(プロフ) - 最っ高に面白いです！！男主でキャラ達に懐かれる設定大好きなのですっごい面白いです！！更新頑張ってください！！！ (2021年3月21日 22時) (レス) id: 6816aad330 (このIDを非表示/違反報告)
越前love - 更新したの見たよ!!!赤也可愛いね^^* (2021年3月10日 19時) (レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香(プロフ) - (+_+)(+_+)(+_+)(+_+)(+_+) (2021年2月4日 12時) (レス) id: f42b11f826 (このIDを非表示/違反報告)
越前love - 更新したんだね頑張ってください (2021年1月10日 8時) (レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2020年5月2日 20時
