第15話 ページ16
携帯を開く。
履歴を見れば同じ名前が並んでいた。
そして今は、鳴り響く携帯の着信音。
Aはボタンを押して電話に出る。
《貴様、何をしている。》
『普通に学校通ってるけど。』
《まあいい。
『…拒否してもどうせ無理矢理連れてくつもりだろ、アンタ。』
《日時が決まったら連絡する。A、貴様にはGenius10と戦ってもらう。》
『もっと早く言えよ。
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学校から帰ったAは珍しく家にいる訳でもなく、ラケットバッグを背負い家を出た。
ラケットのガットが緩くなっていたからだ。
ガットが悪くなった原因は前に戦った手塚との勝負だとAは考える。
初めて手塚と会った時から現在、物凄いスピードで彼は強くなっている。
『…そろそろ4割にするか。』
スポーツショップに着き、ラケットを預けて直してもらうまで店の中をぶらりとしていた。
案外直ぐに終わり、店を出て歩いていると遠くで見知った顔を見つける。
『…リョーマ？』
そして、もう2人の男。
どちらも背負っているバッグを見て、テニス部だと判断する。
向こうが立ち止まっているので少しずつ距離が縮まり、顔がはっきりしてくるようになる。
その1人はAが前に見た試合で不動峰の橘を倒した切原という男だと判明した。
3人はそのまま何処かへ向かいだしたので、無意識にAはその後を大分距離を空けながらついて行く。
『またかよ。』
着いた場所はテニスコートだった。
周りには高齢者たちが多く、テニスを楽しんでいる。
距離を置いてついて行った為、着いた時には既にリョーマと切原が試合をしている所だった。
彼らのコートをフェンス越しに沢山の人が見ており、その中に
「凄い！あの子、赤也君と互角に…！！」
お互い1歩も引かずに激しい試合を繰り広げており、外野はザワついていた。
更に驚く事に、2人は腕や足にそれぞれパワーリスト、パワーアンクルを付けて試合をしていたのだ。
Aは切原と同じ学校のスキンヘッドの男を見る。
彼は、ストップウォッチを手にしていた。この試合のタイムを計っていた。
『舐められたもんだな。』
Aはすっと目を細めた。
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越前love - また何回も見ちゃいました！更新頑張ってください。 (2021年4月30日 7時) (
レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
鬼灯(プロフ) - 最っ高に面白いです！！男主でキャラ達に懐かれる設定大好きなのですっごい面白いです！！更新頑張ってください！！！ (2021年3月21日 22時) (レス) id: 6816aad330 (このIDを非表示/違反報告)
越前love - 更新したの見たよ!!!赤也可愛いね^^* (2021年3月10日 19時) (レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香(プロフ) - (+_+)(+_+)(+_+)(+_+)(+_+) (2021年2月4日 12時) (レス) id: f42b11f826 (このIDを非表示/違反報告)
越前love - 更新したんだね頑張ってください (2021年1月10日 8時) (レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2020年5月2日 20時
