第11話 ページ12
手塚と跡部が握手を交わす。
跡部は手塚の手を握ったまま、上へ掲げる。
「うおぉーー！！本当にあの手塚に勝ったー！！」
「スゲェー！！さすが跡部部長だー！！」
そして、次の試合が始まろうとしている。
アップをし終えた越前と、氷帝学園の次期エースの日吉との対決である。
「帝統、帰るのか。」
『あのチビは負けねえよ。』
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「―――――で？」
「い、いや…すまない帝統。」
じろりと見るAに大石が慌てて両手を合わせて謝る。
リョーマの試合を見ずに帰ったはずのAは何故かボーリング場にいた。
家に帰り寝ている時に、電話がかかってきたのだ。
元々眠りが浅く、不眠症になりがちなAにとって貴重な睡眠を邪魔された時、電話越しなのに手塚は黒いオーラが見えたと言う。
『俺、傍観。』
「人数的に俺もそうだな。」
『てめえは駄目だやるな。』
そして、そこへ乾がぬっと現れる。
手に持つものは恐らくこのボーリングによって誰かの胃に入ってしまうものだろう。
「負けたチームには、この乾特製、疲労回復汁"青酢”を飲んでもらう。」
『おい手塚、ジョッキだぞあれ。』
「帝統…何だあれは。」
『黒酢じゃなくて青酢だとよ。』
「ガーターはこっちね。」
「うわあ〜っ！何だこの酸っぱさは！？」
「けほっ！目がしみる！！」
飲んでもいない菊丸と桃城は青酢から距離をとった。
乾はというと、妖しい笑みを浮かべる。
そして、ボーリング大会が幕を上げた。
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「お、おい不二ーーッ！？不二ーーーッ！？」
「やべーぞ！！あの不二がやられたッ！！」
「「「「「青酢恐るべし！！」」」」」
『……まじでくだらねえ。』
Aが呆れていると、ずいっと目の前に真っ青なものを突き付けられた。
無言で目の前の男を見る。
「あの不二がやられた。お前はどうなるかな？」
『これを飲んでアレみてえになれと？』
「さあさあ、召し上がれ。」
Aは真っ青といっていい程の如何にも人工的に作られた色のそれを飲んだ。
『この世の飲み物じゃねえ。』
「「「「「帝統！！／先輩！！」」」」」
「…A先輩、ホントに人間…？」
壮大な拍手を頂いた。
そして、結果は………………どうなったのだろう。
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越前love - また何回も見ちゃいました！更新頑張ってください。 (2021年4月30日 7時) (
レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
鬼灯(プロフ) - 最っ高に面白いです！！男主でキャラ達に懐かれる設定大好きなのですっごい面白いです！！更新頑張ってください！！！ (2021年3月21日 22時) (レス) id: 6816aad330 (このIDを非表示/違反報告)
越前love - 更新したの見たよ!!!赤也可愛いね^^* (2021年3月10日 19時) (レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香(プロフ) - (+_+)(+_+)(+_+)(+_+)(+_+) (2021年2月4日 12時) (レス) id: f42b11f826 (このIDを非表示/違反報告)
越前love - 更新したんだね頑張ってください (2021年1月10日 8時) (レス) id: ab07f9bac6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2020年5月2日 20時
