第8話 ページ10
もうすぐ頂上に着くのはいい。
だって早く登ってるから。
落ちてくるボールはラケットで打ち返すけどきりがない。
何か落ちてくるボールが止まらないんだけど。あのヒゲ…気付いて態とやってるな。
『……上等。』
ダルいけど、全部上に上げてやる。
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「
『…桃城。』
「やっぱりアンタが全部打ち返してたんだ。」
「あん時の強いにーちゃんや!!」
ラケットを片手に崖の頂上に姿を現したのは、Aだった。
驚く桃城にAは砂を払う。
越前は予想がついていたようで、Aの方を見た。
『…ボール、態とですよね。』
「特訓だと思っとけ。」
『…ダルかったんですけど…』
「お前はまたそれか。」
Aは三船入道を見つけると、そう言った。
そうは言いつつもやはり全て返しきるAに三船は鼻で笑う。
「今度は何しに来た。」
『…中学生を鍛えて欲しいと言われました。…俺、必要ありますか。』
「まずはそのジャージをどうにかしてこい。」
Aは諦め、ジャージの上下を脱いで黒いTシャツとハーフパンツになる。
近くの小屋に脱いだジャージを置いた。
「アンタが俺達を鍛えてくれんの?」
『…いや、多分俺もあの特訓に混ざるだけだと思う…』
「何話しとる
そして、やはりAも中学生に紛れて特訓に参加させられるらしい。
当然、Aの登場に困惑する者達もたくさんいる。
『…
「
『…遠山、金太郎。今は、ちょっと静かに…』
「え〜!!まだ話とらんのに…」
そう言いつつも静かになるのでAは視線を金太郎から中学生にうつす。
『…この特訓、俺も知ってるから言うけど…不満とかあると思う。…でも、この特訓、最後までやり遂げた方がいい…いや、やれ。強くなりたかったら。』
そういうAにごくりと誰かが唾を飲み込む音がする。
そんなAに珍しいこともあるもんだと三船は酒を煽った。
「てめぇがそんなにも喋るとはなぁ。」
『…だって誰一人諦めた目してないです。』
「…」
『…俺、そういう奴、嫌いじゃないんで。』
「フン…」
『…でも、やっぱりダルいですけど…』
( ( ( ( (おいッ!!) ) ) ) )
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nana民(プロフ) - 更新頑張って下さい！ (9月1日 23時) (
レス) @page22 id: 52a3fcc53d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 更新頑張ってください！ 応援しています (2021年6月21日 21時) (レス) id: 30bd05b899 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきうさぎ - 頑張ってください！ 陰ながら応援しています。 (2021年4月29日 17時) (レス) id: 30bd05b899 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 更新頑張ってください！ (2021年4月1日 11時) (レス) id: 30bd05b899 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - とても面白くていつも続きを楽しみにしてます。更新頑張ってください！ (2020年11月4日 19時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2020年3月16日 20時
