第15話 ページ17
「ほんまにエエわ☆」
『…遅い時間まで、ありがとうございました。』
「また強うなったな。」
『ありがとうございます。』
お互いスポーツドリンクを飲む。
そういえばと種ヶ島をちらりと見た。
『俺のドリンク奪わないんですね。』
「一日中走るのはもう勘弁やからなぁ…」
『ダルかったです。』「嘘やろ。」
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やっぱり強い人と戦うのは楽しい。
種ヶ島さんのプレイスタイルは独特だから余計に集中した。
…というか、種ヶ島さん含めあの人達は独特過ぎる。
もうすぐ帰って来るだろうな。
部屋のベッドに寝転がる。
ちなみに俺の部屋のペアは崖の上で特訓中なのでいない。
突然、スマホのバイブ音が響いた。
『………………嘘でしょ。』
いや、何で。
何でこの人から着信かかってくるの、おかしいだろ。
え、これ出るべき?ダルい、とてつもなくダルい。
『………もしもし。』
《随分と出るのが遅いじゃねぇか。》
『…そうですか?』
《種ヶ島からまた腕を上げたと聞いた。お前を潰せるのを楽しみだ。》
『…俺、全然楽しみじゃないですど。』
《あと数日でそっちに着く。覚悟しておけ。》
『…冗談じゃねえぞ。覚悟って何。俺まだ死にたくないんだけど。』
おいおい、マジで冗談じゃねぇよ。
だってこの人容赦ない、いつも俺を殺す気でやってくる、嫌だ。
《精々足掻け、A。貴様はそんな所に居ていい奴じゃない。》
『…意味が分からん。』
そう言った頃には電話の通話が切れた音。
あー、ダルい。
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「随分と機嫌がいいですなお頭。」
「益々潰しがいがありそうだ。」
「流石は“鬼才”。彼に会うのが楽しみですなぁ。」
「奴の実力は、世界に通用するからな。何せ未だにあいつは本気を出していない。
_____あの時テニスに引き摺り込んでおいて正解だった。」
「ですなぁ。」
バスの中でそう会話をしているのは金髪の髭の生えた厳つい男と大柄な男。
その男二人は同じジャージを着ており、バッジには、NO.1とNO.3と刻まれていた。
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nana民(プロフ) - 更新頑張って下さい！ (9月1日 23時) (
レス) @page22 id: 52a3fcc53d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 更新頑張ってください！ 応援しています (2021年6月21日 21時) (レス) id: 30bd05b899 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきうさぎ - 頑張ってください！ 陰ながら応援しています。 (2021年4月29日 17時) (レス) id: 30bd05b899 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 更新頑張ってください！ (2021年4月1日 11時) (レス) id: 30bd05b899 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - とても面白くていつも続きを楽しみにしてます。更新頑張ってください！ (2020年11月4日 19時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2020年3月16日 20時
