第14話 ページ16
「Aーーー!!何でワイのとこにおらんのやー!!」
「プリッ。」
「ずーーるーーいーー!!」
『落ち着け金太郎。』
Aが金太郎の頭に手を置き撫でると、余程嬉しかったのかそのままAに飛びついた。
「ねえ、ちゃんと見てた?」
「コシマエー!!今度はワイと勝負やーー!!」
『見てたよ。打てるようになったね、10球。』
「…A先輩のおかげだけど。」
素直に嬉しかったAは金太郎に捕まった手とは反対の手でリョーマを撫でた。
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「随分と懐かれたね。」
『それは、入江先輩達もじゃないですか。』
「ボク達?」
『中学生が合宿所に来る前と、顔が違います。』
少し口端を上げるAに、入江や鬼、徳川の三人は目を丸くする。
「人見知りは治ったのか?」
『負け組は慣れました。けど、勝ち組は多分…』
「全く…もっと自信を持て。お前は顔が途轍もなくいい。」
『?』「鬼、ちょっとズレてるよ。」
未だによく分からない顔をしているAに入江は苦笑いをし、徳川はAの頭に手を乗せた。
「越前リョーマの調子はどうだ。」
『強くなりましたよ、前より。良かったですね。』
「?どういう意味だ。」
『お気に入りなんじゃないんですか。』
「ボクもそうだと思ってた。」
「別にそういうわけではないです。」
そう言って、トレーニングしてきますと徳川は立ち上がり部屋を出ていく。
図星かと入江は笑い、そんな彼を微妙な顔をして見る鬼。
『俺も、トレーニングしてきます。』
「Aが自主トレ!?」「隕石が降るな。」
『…本当に失礼ですね。鬼さん、槍です。』
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『…ダルい。』
自販機で飲み物を飲んでいると後ろに気配を感じる。
「ちゃい☆」
『…種ヶ島さん。』
もうこの人の挨拶は、仁王と同じものと思うようにしよう。
「何やつれんな、A。修二でええって。」
『いや…』
「相変わらず警戒心が強えなぁ。」
『そうですか?』
「せや。特に…
『…気のせいです。』
別に、そういうわけじゃない。
ただ今は
そんなことしていたら、置いていかれる。
『種ヶ島さん。』
「なんや。」
『練習、付き合って欲しいです。』
「!!明日は槍でも降るんとちゃう?」
『…』
先輩全員、失礼だな。
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nana民(プロフ) - 更新頑張って下さい！ (9月1日 23時) (
レス) @page22 id: 52a3fcc53d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 更新頑張ってください！ 応援しています (2021年6月21日 21時) (レス) id: 30bd05b899 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきうさぎ - 頑張ってください！ 陰ながら応援しています。 (2021年4月29日 17時) (レス) id: 30bd05b899 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 更新頑張ってください！ (2021年4月1日 11時) (レス) id: 30bd05b899 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - とても面白くていつも続きを楽しみにしてます。更新頑張ってください！ (2020年11月4日 19時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2020年3月16日 20時
