【鬼滅の刃】その強さ、神ですか？

記録その拾肆 ページ15

______A。その念は除念の1種か?

_____まあ、そうだな。除念というよりも完全に消滅させる。

_____何でも?

_____そう、何でも。でも、制約として1年は念が使えねえ。

_____成程、念以外にも能力が使えるお前なら問題ないということか、この野郎。

_____なので、俺のおかげで助かったクロロは長生きする必要があるな。


_____…この性悪が。



※クロロというのはH×Hの幻影旅団の団長のことです。




_________





_____________



俺には、悪魔の実の能力以外にももう1つ念能力という別の力がある。
どちらとも前いた世界で身に付けたものだ。





俺の念能力は特質系で全てのものを無にする、“滅する”能力がある。
それが物質的なものやそうでないもの…縁、恨み、憎しみ…何でも消せる。




ただ制約と誓約がある為、それを使えば1年は念能力を使うことが出来ない。
もっと早く耀哉に使うべきか、そう思うだろうがそれは出来ない、いや、出来なかった。






此処に来る前に別の人間に念を使い、この世界に来てしまった副作用として念の基礎能力や四大行以外は使うことが出来なかったからな。
多分、あと1年経てば使えるだろう。





『それまで待っていて欲しい。』

「…A…本当に君という子は…」




耀哉の元に座りそう言えば少し嬉しそうに笑った。
よし、それでいい。
それでいいけども………





『お前はいい加減涙止めろッ!!』

「悪いが…無理だ…」




行冥の涙脆さには流石に参った。




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gyomei side



お館様には1人の友人がおられる。
名前はAという変わった少年だ『オイ。』




変わっている…というのは見た目だけでは無く、その異常な強さも含めてだ。
呼吸ではない不思議な力を使い鬼と戦っていた。
お館様が言うには、1人で下弦の月を全滅させたと。





『まあ、無惨のことだからまた新しい下弦の月を作るだろうよ。きりがねえじゃねえかクソがァ!!』





と本人は怒っていたが、私はそれよりもAの尋常ならぬ強さに驚きを隠せない。
その強さは一体何処からくるのか、彼は前いた世界で、何を見てきたのか…それを聞くと、自分のことを卑下するので慌てて止めた。





『“纏(てん)”』




今日も集中して鍛錬に励んでいた。
それが、お館様の為だと私は知っている。
だからこそ、




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.






私はその強さと優しさを含め、お前を尊敬している。

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