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記録その廿参 ページ24

「ねえ、何でこの山って削れているのかな。」

『何でだろうな。』

お館サマ(・・・・)がAが削ったと言っていたが…ふむ、違うのか。」

『てめえ…』


睨むAを愉しそうに笑うと、その背中をおした。



「ほらほら早く!!俺はそのかすてらとやらを食べたい。」

『お前…さっき団子を100本食べたよな?』



____________






_______________


「君がしてきたことは決して許されることでは無い。でも、今は人間…私達は鬼から人間を守ることだ。」

「俺は殺されないのかい?そんなことをしてもいいのかな、許せないと思っている子がいるけど。」

「カナエ、しのぶ、ごめんね。でも彼はもう人間なんだ。それに鬼舞辻無惨の情報を持っているかもしれない。…耐えてくれるかい?」

『俺からも頼む。』




産屋敷、Aがそう言えばカナエは微笑み頷いた。しのぶは何処か納得いかないような顔をしていたが渋々頷く。




「お舘様と恩人の方の頼みならばいいですよ。」

「!!しのぶ…」

「本当は納得出来ないけど、姉さんがいいって言うなら私もいい。」

「ふふ、しのぶは優しいわね。」

「なッ、姉さん!!」



カナエが頭を優しく撫でるとしのぶは頬を紅く染めて怒る。
その様子を見て、産屋敷も悲鳴嶼もくすりと笑うのだった。




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「俺の監視はAかー。」

『何か文句あるか。』

「ぜーんぜん無い。ほらほら、心臓がばくばくしてきた!!これが楽しみっていう気持ちかなあ?」

『……こりゃ子どもより大変だ。』





Aは額に手を当て溜息を吐いた。





「A、かすてらを食べてもいいかい?」

『いいよ。』






カステラの包みを開けてもぐもぐと食べる姿はどう見ても二十歳を超えた男には見えなかった。




「Aもいる?」

『いや全部食べていい。』

「そうかそうか!!」

『あ、おい!!もっとゆっくり食べろ。』

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メリエリ(プロフ) - 凄く面白くてお気に入りです!続きはつくらないのですか? (2021年7月13日 19時) (レス) id: 3b02c3cd6d (このIDを非表示/違反報告)
ry_ily(プロフ) - こんばんは!もう更新はされないのですか??とてもいい作品でもっともっと読みたいです!!更新待ってます! (2020年5月15日 0時) (レス) id: c05f4833c8 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - 伊之助推しさん» ありがとうございます!神作品だなんて本当に嬉しいです!!これからも更新していくのでよろしくお願いします!! (2020年2月24日 23時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
伊之助推し - 神作品すぎる、本当にこれ好きなので続木楽しみにしています。 (2020年2月14日 23時) (レス) id: 5a7580d6d4 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - Ecarlateさん» コメントありがとうございます!記録その廿伍に少しだけ書いてあるのですが夢主をおびき寄せるために無惨から呪いを解かれていたという設定です、すみません文章が不足していました汗 (2020年2月2日 17時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:RUGI | 作成日時:2019年12月27日 21時

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