【鬼滅の刃】その強さ、神ですか？

記録その廿 ページ21

『“伸縮自在の愛(バンジーガム)”』


童磨の身体を固定する。
俺のトルトルの実は悪魔の実の能力以外にも1度見た念能力は自由自在に使える。


これは、友人のヒソカの能力。
童磨には何が起こってるのか分からねえよな。


_____A、やっぱりキミはいいよ♦

_____おま、気色悪いの向けるなッ!!



太陽が登り始める。
さて、どうなるか。


___________

ヒソカ=モロウ
・HUNTER×HUNTERに登場する人物
・変化系の念能力者で一言で言えば変人である。




_______________


「あれぇ…俺、死なないんだけど。」

『ふん、成功したわけだ。』

「じゃあ人間に戻ったってこと?」

『お前、人間喰いたいと思うか。』




Aの指差す方向には店を開けいそいそと準備をする女がいた。先程の童磨の言動を見て、Aはこの鬼は女を好んで喰うと思ったのだ。




「思わない…」

『そういうことだ。』




そう言えば童磨は目を輝かせる。
頬はほんのり紅くなり人間に戻され怒るどころか口は孤を描いていた。




「わぁ、太陽なんて約百年ぶりに見たよ。心臓がばくばくする。これって何だろう?」

『は?』

「だって、人間だった時にすら感じなかったんだよ。楽しいとか悲しいとか正直よく分からなかったから。」

『お前、』





_______感情が、無いのか。






そう言いかけて止めた。
にこにこと笑う童磨に出会ったときから違和感を感じていたのだ。
顔は笑っているのに、楽しい、悲しい、怒り…何も当てはまらなかった。





『お前何で鬼になったんだ。』

「さあ、全然覚えてないよ。」






Aは溜息を吐いて歩き出した。
そうすれば後ろをついてきたと思えば隣を歩き始める。





「何処に行くんだい?」

『宿。お前のせいで俺は疲れた。』

「ならば俺も行こう。」

『当たり前だ。…まさか成功すると思わなかった。耀哉に何で説明すりゃいいんだ……』

「そんな顔をしてどうしたんだい?話してごらん。」

『てめェのせいだボケェーーーーッ!!』






そう叫んだAは童磨の背中に回し蹴りをした。

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