第五十二話 ページ3
「お前ら相変わらず仲がいいな〜。」
「…迅さん。」『あ、おかえりなさい!!』
「迅さんお客ですか……天羽?」
「烏丸…」『烏丸おかえり。』
玉狛に珍しい客が来たと烏丸は目を丸くする。そういえば学校ではAと天羽は同じクラスだと後から思った。
「それで、結果はどうだった?」
「…6対4でおれの勝ち。」『負けた!!強い!!』
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「天羽、國神ちゃんはどうだ?」
「うん、…前より格段に強くなってる。」
「はは、次やったら危ないな。」
「…そうかもね。」
お、珍しい。
迅は目を丸くする。
天羽は素行が悪い為、ボーダー内でも距離を置かれている。とはいっても、天羽自身が距離を置いているのだが。
そんな天羽が最近学校でもボーダー内でもAと仲が良いからなのか、天羽はAに対して少し素直になるところがあるのだ。
「…Aの色が、俺、一番好き。」
「おや、もしかして〜」
「違う。…何か、安心する。」
「へえ、今日はよく喋るな。」
「今の…Aに言ったら、怒るよ。」
「実力派エリートは口が堅いのでご安心を。」
やっと烏丸との言い合いを終えたのだろう、ゼーゼー疲れきったような様子のAと烏丸はいつも通りの表情をしている。
『あもちゃん聞いてよ!!』
「はいはい。」
『聞く気ないよねッ!?』「うん。」
その場に項垂れるAを天羽はいつもと変わらず表情がないように見えるが、微かに目元が緩いのを迅は見逃さなかった。
「大事にされてるねえ。」
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『あもちゃんレベルすごく上がったじゃん。』
「Aに負けたくない。」
『いや既に模擬戦で負けてマス。』
「……くそ、負けた。」
『そこやる時は覚醒レベル3のやつ入れた方がいいかも。』
「覚醒素材が足りない。」
『それ土曜クエストのS＋にあるよ。』
「今日木曜日…明日地獄。」
天羽月彦、年齢16歳。
ボーダーS級であり、素行の悪さに問題有り。
自分から人と関わるような性格ではなく、クラスでは寝ているかサボるか。
『あもちゃん、私の覚醒ボックスすごくないですか!?』
「うざい。」
そんな天羽には最近、仲の良い友人が出来ました。
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猫飼ってる犬飼 - 終わり、ですか…めちゃめちゃ面白かったので出来れば続きとか読みたかったです。特に辻ちゃんや二宮さんとの絡みが最高に好きでした… (2021年5月20日 16時) (
レス) id: 76d34d17f2 (このIDを非表示/違反報告)
れいゆふ(プロフ) - 続きが気になります(*´ω｀*)更新待ってます！ (2021年3月6日 23時) (レス) id: e48528e707 (このIDを非表示/違反報告)
アリ猫 - 更新ありがとうございます！ずっと楽しみにしてました！ (2021年2月23日 20時) (レス) id: b64899c0ca (このIDを非表示/違反報告)
サクヤ - 続きありがとうございます！更新楽しみに待ってます！ (2021年2月23日 8時) (レス) id: bfaa15655f (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - ルカさん、凪@俺氏リスナーさん、だんごさん、ゆーちゃんさん、鞠さん、紗奈さん、マヤさん、サクヤさん、コメントありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2021年2月22日 21時) (レス) id: 1fcdf44583 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2020年2月8日 17時
