第三十七話 ページ38
「おっと、逃がさねぇぞ。」
『げェ…』
あ、会いたくないのに会った。
誰か、会いたくない人と会ったときの対処法を教えてくださーい。
「お前、米屋と緑川と模擬戦やったんだって?しかも勝ったんだって?」
『ぎりっぎりでした。次はもう瞬殺されますね、はい。』
「そんで風間さんには勧誘されたんだって?あれ?お前は誰の隊に入るんだ?なあ言ってみろよAチャン。」
『少なくとも太刀川隊には入らないです。』
「ハッハッハ!!本当は入りたくて仕方ないんだろ?素直じゃねぇな。よーし、俺の隊室に行くぞ!!」
『誰かこのヒゲ止めてぇぇーーーー!!』
__________
______________
『ぐぬぬ…』
「…」
『いよっしゃァァァーーーーー!!』
「ねえ待って。色々とおかしいから。」
そう言って迅はAのトリオンキューブを見た。それもじっと見た。
そして、Aの顔を見る。それはもうありえないものを見るような顔で。
「おれ合成弾を片手でつくるやつ初めて見たんだけど。」
『時間かかりましたけどね。もっと短くしないと。』
「あー…國神ちゃんだからできるのか。」
『サイドエフェクトのおかげです。』
Aに呼ばれ、迅は訓練室に入った途端に見えたその未来が未だに信じれなかったが実際に見て顔を引き攣らせる。
そう、この女は片手で合成弾をつくったのだ。
『私、成長しましたよね!?』
「うん、怖いくらい最近ぐんぐん成長してる。」
『これで太刀川さん達から今より取れるかもしれないですね!!』
「それはいいことだけど…」
余計に目を付けられる、というか速攻隊に入れられるとおもうなー。まあ、させないけど。
迅はそう思い、苦笑いをした。
『最近、修達は頑張ってますね。』
「メガネくん達、確実に成長しているよ。お前も負けてられないよ。」
『はーい!!』
手を上げて返事をするAの頭に手を乗せて、にっこりと笑う。
「國神ちゃん、今日の夜は防衛任務だよ。」
『知ってます。……太刀川隊じゃないですよね?』
「うん、違うよ。」
『よ、良かった〜……ん?じゃあどこです?私玉狛の方と太刀川隊と風間隊としか組んだことないですよ。逆に無理!!』
「はいはい落ち着いて。今日は影浦隊とだから。」
『待って余計に無理です!!影浦ってあの遊真相手にザクザクしてた人ですよね!?無理ィーー!!』
「はい、頑張ってね〜。」
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RUGI(プロフ) - ルカさん» コメントありがとうございます！私の友人がまさにこれだったので参考にしました笑 (2021年2月23日 11時) (
レス) id: 1fcdf44583 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - 私の姉も中学の入学式インフルで休んで学校行ったらグループできてたって言ってましたw (2020年3月4日 1時) (レス) id: 46d217bb62 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - フウさんさん» ありがとうございます！！続編を少し前に解放したので是非どうぞ！！ (2020年2月12日 19時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
フウさん(プロフ) - なるほど！分かりました！無理せず更新頑張ってください！ (2020年1月26日 23時) (レス) id: 034afd8dc6 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - フウさんさん» コメントありがとうございます！！実は続編は下書き中なのでまだ公開しておりません汗 準備ができ次第させていただきますのでこれからもよろしくお願いします！！ (2020年1月26日 23時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2019年9月20日 23時
