第三十三話 ページ34
「うぇーい、一抜け。」
「よし…、これだァーーーッ!!」
『嘘ォーーーー!!またドベ!?』
太刀川さんと桐絵先輩が子どものように喜ぶ中、私はその場に項垂れる。
何度目のドベ…?
「お前本当に弱いな〜。頭使えよ。」
『もうレポートの案出してやらないからな。』
「すみませんでした。「慶……………」げ…」
あ、何だ。
忍田本部長は知らないのか、ドンマイ太刀川さんッ!!
『あもちゃんもやる?』
「Aが可哀想になるからやめとく。」
うん、もうすでに可哀想かな。
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________________
「さて、おれ達はこっち。國神ちゃんは少し待機で後からレイジさん達と合流してもらうからね。」
『はーい。』
ここから一人でレイジさん達の所へ行けと。
A級やB級上位が混じってる中に一人で入れと。
うん、もうなんでもないです。
『敵の数がいい感じで減ってきてますけど私必要ですか?十分だと思いますよ。』
「もう諦めなよ。それに、戦況は変わるからね。」
『あぁ、地獄の始まりだ。』
「地獄に堕ちないように頑張ろう。」
ふと感じ向こうの方を見ると、見えないが強い何かと戦っている。
たぶん…米屋先輩とあれは…あ、目付きのやばい人、確か三輪先輩だ。
あ、なるほど。
『邪魔な物もない上に出た所を風刃で斬るわけか。』
「お、正解。流石だね〜。」
『陽太郎は大丈夫なんですか?』
「…あぁ、おれはヒュースを信じるよ。」
確かにヒュースと陽太郎は仲良い感じに見えたから最悪なことにはならないと思うけど。
私もヒュースは悪いやつには見えなかったから大丈夫だろうね。
《おい、A。もうそろそろこっちに入れ。》
『お、お呼ばれしましたわ…』
「さあ、行っておいで。」
笑顔で送り出す迅さん。
そんな時だけそんな顔するなァァァーー!!
孤月よし、バイパーもアステロイドもよし。
『…行ってきまーす。』
「行ってらっしゃい。」
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「ん?向こうの方、敵の数減ってねェか?」
「トリオン反応を見ると敵ではないですね。誰だ…?」
諏訪と堤が不思議そうにしていると、近くにいたレイジが心当たりがあるのか諏訪の方を見た。
「あぁ、それはAだ。さっき俺がこっちに入れと言ったからな。」
「Aって…國神Aのことですか?」
「國神A?なーんか聞いた事あるような…」
「ほら、諏訪さん。特級戦功取った子ですよ。」
「あ!!アイツか!!」
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RUGI(プロフ) - ルカさん» コメントありがとうございます！私の友人がまさにこれだったので参考にしました笑 (2021年2月23日 11時) (
レス) id: 1fcdf44583 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - 私の姉も中学の入学式インフルで休んで学校行ったらグループできてたって言ってましたw (2020年3月4日 1時) (レス) id: 46d217bb62 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - フウさんさん» ありがとうございます！！続編を少し前に解放したので是非どうぞ！！ (2020年2月12日 19時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
フウさん(プロフ) - なるほど！分かりました！無理せず更新頑張ってください！ (2020年1月26日 23時) (レス) id: 034afd8dc6 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - フウさんさん» コメントありがとうございます！！実は続編は下書き中なのでまだ公開しておりません汗 準備ができ次第させていただきますのでこれからもよろしくお願いします！！ (2020年1月26日 23時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2019年9月20日 23時
