第二十九話 ページ30
「…太刀川か、何をしてる。」
「風間さんじゃん。こいつ俺の隊に入れるから手続きしようと思って。」
『入るなんて一言も言っていません。』
「本人はそう言っているが。そういえばさっき忍田本部長がお前のことを探していたが…まさかレポートを提出していないとかじゃないだろうな?」
「げぇ、マジでかー…A、ちょっと待っとけ。いいな?待っとけよ。」
そう言ってどこかへ走っていった。
ま、マジで助かった…。
「お前は…」
いや、助かってない。
この人私知ってるよ、太刀川さんの次に強い人だよね?黒トリガーの時にいた人だよね?
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_______________
《トリオン体活動限界ベイルアウト》
うん、何かこの光景見たばっかなんだけど気のせいかな?
何で今度はこの人の隊室に連れていかれたの?
「おい。」
『あ、はい。』
「どうやってカメレオンを見破った?カメレオンを使った時お前は確実に俺を捉えていた。」
『えっと、』
サイドエフェクトのことを説明するとそうかと納得された。
何か目線があまり変わらなくて、うん、可愛い……まだ怖いけど。
「そういえば特級戦功を撮ったのはお前だな?」
『あー、あれはサイドエフェクトがあったから取れたんです。』
「いや、それだけじゃない。ちゃんと機動力もあったし、何より射程が良かった。だが、まだ足りないな。」
『あ、はい。ありがとうございます…?』
「…それから、お前は少し自信を持った方がいい。お前は弱くはない。」
うん、風間さんいい人。
言葉はっきりしてるけどこの人めっちゃいい人だ。
感動しているその時、何かを感じて扉の方を見たら開いた。
「げぇ…あの時のうるさい心臓の奴。」
『あ!!お前はあの時の女男!!』
そうだ、風間さんの隊にこいついたんだった!!
あの時はよくもゴミ収集車とか言いやがったな!?
「こら菊地原!!すみません…えっと、」
『國神Aです。』
「やっぱり迅さんの弟子、ですよね?オレは歌川遼です。」
『歌川君、敬語じゃなくてもいいよ。多分同い年だから。』
「そうだったのか…なら改めてよろしく、國神。」
「こんな奴によろしくする必要ある?」
『私も迅さんに一番最初にやられた奴とよろしくしたくない。』
「は?こいつムカつく。ゴミ収集車みたいな音する奴に言われたくないんだけど。」
「あ!?」
「こら菊地原、國神も落ち着け!!」
止めてくれるな、歌川君。
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RUGI(プロフ) - ルカさん» コメントありがとうございます！私の友人がまさにこれだったので参考にしました笑 (2021年2月23日 11時) (
レス) id: 1fcdf44583 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - 私の姉も中学の入学式インフルで休んで学校行ったらグループできてたって言ってましたw (2020年3月4日 1時) (レス) id: 46d217bb62 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - フウさんさん» ありがとうございます！！続編を少し前に解放したので是非どうぞ！！ (2020年2月12日 19時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
フウさん(プロフ) - なるほど！分かりました！無理せず更新頑張ってください！ (2020年1月26日 23時) (レス) id: 034afd8dc6 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - フウさんさん» コメントありがとうございます！！実は続編は下書き中なのでまだ公開しておりません汗 準備ができ次第させていただきますのでこれからもよろしくお願いします！！ (2020年1月26日 23時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2019年9月20日 23時
