第二話 ページ3
「ちょっとまたアタシのどら焼きがないんだけどー!!食べたの誰!?」
「あ、すいません。俺が食べました。」
「とりまる〜!!吐け!!今すぐ吐きなさい!!」
「すみません、嘘です。」
「どうしたんだね、しょくん。」
「……陽太郎、その口についたもの何。」
「む、これはだな…う〜む、うまかったぞ。」
「お前かーーー!!犯人お前かー!!」
ねえ、これどういう状況なの?
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「はァ!?新入り!?ちょっと聞いてないわよ!!」
『いや、私も聞いてないですけど。』
「國神ちゃんほんとに言ってる?」
さっき話したばっかなんだけど、そう呟く迅にAは目の前の少女を見た。
自分より年上だろう長い髪の少女は後ろの一部がはねている。
『可愛い!!』
「は、はァ!?」
『ちょっとエリートさん!!何ですかこの可愛い人!!』
「お世辞言っても何も出てこないんだから!!お世辞じゃないかもしれないけど!!でもアンタ分かってるじゃないッ!!」
「あちゃー、こうくるか。」
目の前で顔を真っ赤にして照れている少女はガタリと立ち上がるとAの方を見て手を差し出した。
気の強そうな目と目が合う。
「私は小南桐絵。仲良くしてあげてもいいわよ。」
『私は國神Aです!!よろしくお願いします小南先輩!!』
「名前でいいわよ。アタシもアンタのこと名前で呼ぶし。」
『桐絵先輩!!』
「おれと態度が全然違うんだけど。」
『エリートさんとは出会い方が最悪だったんです。』
Aは差し出された手を握り目を輝かせて小南を見ていた。
その光景が元々見えていたのか、迅は口元を緩めた。
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その後、木崎や烏丸などの紹介も終わり暫くの間Aは玉狛支部でお世話になることになった。
『桐絵先輩って女神にしか見えないんですけどどう思いますか?』
「いや、おれに言われても。」
『エリートさんちゃんと目ついてます?』
「数時間で随分と変わったね。」
『…何のことです?』
「ま、それよりも。ここに連れて来た理由は國神ちゃんにちょっと強くなってもらいたくてね。」
『言っておきますけど、私同期の中で一番最後にB級に上がりましたよ。』
「うん、知ってる。でも、國神ちゃんは強くなれるよ。おれのサイドエフェクトがそう言ってる。」
『そのサイドなんたらって何ですか?』
「そこからね〜。説明するから今度はちゃんと聞いててね。」
『はーい。』
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RUGI(プロフ) - ルカさん» コメントありがとうございます！私の友人がまさにこれだったので参考にしました笑 (2021年2月23日 11時) (
レス) id: 1fcdf44583 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - 私の姉も中学の入学式インフルで休んで学校行ったらグループできてたって言ってましたw (2020年3月4日 1時) (レス) id: 46d217bb62 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - フウさんさん» ありがとうございます！！続編を少し前に解放したので是非どうぞ！！ (2020年2月12日 19時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
フウさん(プロフ) - なるほど！分かりました！無理せず更新頑張ってください！ (2020年1月26日 23時) (レス) id: 034afd8dc6 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - フウさんさん» コメントありがとうございます！！実は続編は下書き中なのでまだ公開しておりません汗 準備ができ次第させていただきますのでこれからもよろしくお願いします！！ (2020年1月26日 23時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2019年9月20日 23時
