第二十五話 ページ26
「は?何その能力、Aのくせに。」
『あもちゃん、それ関係なくない?』
図書室の窓から外を眺めながら言うこいつ、天羽月彦。意外と話しやすいことに気付いた。
『あ、あの子遊真の入隊式にいた。』
「何だ、つまらない色か。」
『もっと他に言い方ないの。』
「じゃあ雑魚。」『……』
そしてこいつは意外とズバズバと言う奴だった。うん、意外。
というか…何気に私のクラスで最初に出来た友達だったりもする。
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朝、廊下を歩いていると目の前から知っている顔が同じく歩いていた。
「國神さん。」
『時枝君、おはよう。』
そう、まともに話すのは何気に黒トリガーの時以来で何となく緊張した。
仕方ないだろ、クラスで話すのあもちゃんくらいなんだから!!
「特級戦功おめでとう。」
『あ、ありがとう?』
「本部、國神さんのこと探している人達ちらほら見るよ。」
『え、』
探しているだと!?
な、何故?
「聞いた事がないB級が特級戦功を取ったから顔を見たいっていう人が多いんだ。」
『な、なるほど…』
これしばらく本部に行けないのでは?
よし、玉狛にいよう。
そう思ってさっきからバイブが止まないスマホを見れば、迅さんから電話がかかっていた。
時枝君に謝り通話ボタンを押す。
《今学校?》
『そうですけど。』
《今日の夜、防衛任務入ったよ。しかも今回はおれ達じゃなくて他の部隊と組むらしい。》
え、ちょっと待って。
他の部隊と組むだと?待て待て、頭がおかしいのかな、私の間違えじゃなかったら…
『玉狛以外とかないですよねー。』
《そうそう正解。おれ達以外だよ。》
はい、打ち砕かれましたー。
待って嘘ォォォォーーーー!!それじゃあ何!?
桐絵先輩と組めないだとーーー!?
《ははッ、今お前がどういう顔してるのか簡単に想像つくよ。》
『人事のように言うなぼんち!!私初めてなんですよ!?玉狛以外と組むの!!無理無理、絶対に無理!!』
《言うと思った。大丈夫だと思うよ。》
じゃあね〜、そう言って切られた。
大変だね、そう言うかのように肩を優しく叩いてくれる時枝君は本当に神ですか。
「Aちゃんも大変だね…」
『佐鳥いたんだ。』
「ひどくない!?」
そう言いつつ同じく肩を優しく叩いてくれるこいつも良い奴。
嵐山隊っていい人しかいないのかな、そっちに転属しようかな。
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RUGI(プロフ) - ルカさん» コメントありがとうございます！私の友人がまさにこれだったので参考にしました笑 (2021年2月23日 11時) (
レス) id: 1fcdf44583 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - 私の姉も中学の入学式インフルで休んで学校行ったらグループできてたって言ってましたw (2020年3月4日 1時) (レス) id: 46d217bb62 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - フウさんさん» ありがとうございます！！続編を少し前に解放したので是非どうぞ！！ (2020年2月12日 19時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
フウさん(プロフ) - なるほど！分かりました！無理せず更新頑張ってください！ (2020年1月26日 23時) (レス) id: 034afd8dc6 (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - フウさんさん» コメントありがとうございます！！実は続編は下書き中なのでまだ公開しておりません汗 準備ができ次第させていただきますのでこれからもよろしくお願いします！！ (2020年1月26日 23時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2019年9月20日 23時
