31 リクエスト小説版 ページ31
- ハロウィン 小説版 -
僕はいま、奥さんを目の前に大きな段ボールを抱えて立っている
この段ボールの中には昨晩、ネットでぽちって買ったコスプレ衣装が入っている
あぁ、もちろん奥さん用
『なにそれ?機材?』
ふわふわもこもこのルームウェアを着てホットミルクをふーふーしながらこちらを見ている奥さん
さすが僕の奥さん、かわいすぎる
空調が効いた少し寒い部屋ではそのぐらいがちょうどいい
それも考慮してきちんと長袖のものを買った
「ふっふっふ、これの中身が知りたいのか?」
『なっ、なにが入っているんだっ』
なんて厨二病ごっこをしながらペン差しの中からカッターを取り出して開封し始める
『なんか嫌な予感』
そう言って飲み終わったお揃いのマグカップをキッチンへ持っていく奥さん
一緒に買った動物のモップスリッパを愛用してくれているのを見て嬉しくなる
ちなみに僕がオオカミで奥さんがうさぎさん
「みてみて、じゃーん!!」
一番上にあった白ベースに赤いチャイナボタンや飾りがついたチャイナドレスを袋から出して見せてみる
『え、何に使うの』
若干引き気味な奥さんもかわいい
なんて思いながら他の衣装に手を伸ばす
「来月になったらハロウィンでしょ?一足先にAちゃんの仮装を拝んでおこうと思って」
『なんで、やだ まーくんも着てよ』
「ちゃんとセットのやつ買ってあります」
『くそっ』
お揃いで着たら絶対可愛いと思い、買っていた衣装を見せると露骨に嫌そうな顔をする
何着買ったら一着プレゼント!みたいなキャンペーンで付いてきた僕と同じ吸血鬼の衣装をそらるさんに渡そうと
ちょっと来てください!!
とだけ送っておく
これを着たそらるさんを晒せば僕の好感度爆上がりキャンペーンだな
気づけばリビングからいなくなっていた奥さんを捕らえる為に寝室へ足を向けた
「みーつけた、そんなんで隠れてるつもり?」
『えっ、隠れられてなかった??』
ふかふかのお布団からお揃いの髪の毛が覗いていた
ばさっとお布団を剥ぐと丸く縮こまった奥さんを発見
えへへなんて笑うのがとてつもなく愛おしくてお姫様抱っこでリビングへと連れ去る
続く
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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2021年3月18日 13時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
ゆーと(プロフ) - ロイドさん» ほんとですよね。心配です.......。 (2019年10月14日 21時) (レス) id: c9899e23a4 (このIDを非表示/違反報告)
ロイド(プロフ) - ゆーとさん» そうなんですね……。川も決壊したそうだし……。行方不明者早く見つかるといいですね (2019年10月14日 14時) (レス) id: 8846c24ff4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーと(プロフ) - ロイドさん» ありがとうございますw良かったです!!僕の家の近くの駅は浸水したみたいです.......。所によりって感じですかね? (2019年10月13日 16時) (レス) id: c9899e23a4 (このIDを非表示/違反報告)
ロイド(プロフ) - 台風w作者さんめっちゃ頭いいww私の地域は特別警報出ましたが風も雨も平気でした。他の地区大丈夫ですかね? (2019年10月13日 12時) (レス) id: 8846c24ff4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆーと | 作成日時:2019年9月13日 21時