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一通りの治療を終え、白石はパンを頬張り、藤川はカップラーメンを食べようとしていた。
藤「しかし、藍沢冷たいな。俺のこの窶れた顔見てなんとも思わないかねぇ。」
緋「藍沢があんたの顔なんて見てるわけ無いでしょ。患者の脳みそしか興味ない男なんだから」
『脳みそだけってことはないでしょ(笑)』
緋「いーや、あるね。」
藤「まあ、そういうやつだけど…お、緋山。」
緋「はぁ、唯一の着替えがこれだけって最悪。」
藤「なに、家そんな酷いの？」
緋「消化液でぐっちゃぐちゃ。服も全滅。」
藤「あちゃ〜。」
白「後で私のスウェット貸したげる。当直の時の」
緋「さんきゅー。」
藤「でも、緋山は偉いよ。こんなときでも救命に戻ってきてくれたもんな。お前は情にあついな。」
緋「頼んできたのがあんたなら戻らないけどさ、三井先生に頭下げられたらさ。」
藤「だけどさぁ…三井先生も薄情だよな。突然休職するなんて！」
白「あっ…！」 緋「え？」
口を滑らせた藤川。その言葉を緋山は聞き逃さなかった。
『ったく、バカ…』ﾎﾞｿ
白「あ、いや、その…あ、もう3分経ったんじゃない？いいよね、カップ麺なんて食べきれたら奇跡だよね。」
藤「そうだろ〜？？贅沢しちゃってるだろ？」
そこへ…
緋「ちょっと。三井先生、休職すんの！？」
白石「…( ･_･)」
緋「どういうこと？」
ついに隠しきれないと悟ったが、なんとか、問い詰める緋山から逃れ、誤魔化した。
-*- -*- -*- -*- -*- -*- -*- -*-
一方、脳外科…
MRI室
藍「コンバインドペトロールで全摘して、聴力も残せるな」
新「聴力…、、。あ、いや。悪い。
おぉ、舌下神経管を開いて実野を広く取ったらより、確実だよ」
藍「あぁ」
…おそらく新海が思い出したのはあいつのことだろう。あいつの難聴も新海は知っていることだから。
藍沢と入れ替わりで、MRI画像を見る新海。
新「今朝の救命の患者駄目だったんだって」
藍「あぁ」
新「お前も案外人が良いよな、古巣の頼みは絶対に断らない。...でも大丈夫かぁ？」
藍「...何が言いたい？」
新「俺はきちんと腕で認められて、トロント大に行きたいんだよ」
藍「...」
新「藍沢が救命に振り回されたお陰で新海が行けたとか言われたくないからなぁ...」
藍「お前は自信家だな」
そう言って、うっすら笑った藍沢だった。
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Maho(プロフ) - はじめまして、面白くて素敵なお話ですね！！ 更新頑張ってください。 (2018年6月25日 22時) (
レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - はじめまして。39話の夢主の苗字が、3回ぐらい変わっていますので、統一した方がいいと思います。これからも頑張ってください (2018年2月5日 17時) (レス) id: ba80f7ae72 (このIDを非表示/違反報告)
ﾌﾟﾘｨﾈ(プロフ) - うたプリ大好き?さん» ありがとうございます！がんばります☆ (2017年9月26日 20時) (レス) id: f6a2ed9c3b (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き楽しみです！更新頑張って下さい(笑) (2017年9月26日 20時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
ﾌﾟﾘｨﾈ(プロフ) - うたプリ大好き?さん» コメントありがとうございます！そうですね、いきなりだとわからないですよね^^; ご指摘ありがとうございました！ (2017年9月26日 20時) (レス) id: f6a2ed9c3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾌﾟﾘｨﾈ | 作成日時：2017年9月24日 2時
